田辺聖子文学館
母校の図書館内に開館されました
田辺聖子さんは芥川賞受賞の『感傷旅行』、映画化された『ジョゼと虎と魚たち』をはじめ小説・エッセイなど数多くの作品を生み出し、2008年には文化勲章を授与された大阪出身の作家です。
2006年に放送されたNHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』は田辺さんのエッセイなどを元に作られた自伝的ドラマです。
そんな田辺さんの世界を紹介する『田辺聖子文学館』は田辺さんの母校である大阪樟蔭女子大学小阪キャンパス内にあります。
館内には田辺さんの各年代の記録や作品・直筆原稿、数多くの愛蔵品が展示されています。館内正面の壁一面に作品が並ぶ田辺聖子文学ウォールはその数に驚かされます。
また自身の原作『新源氏物語』などが宝塚で舞台化された際のポスターなどの展示、現在の書斎をそのまま再現したコーナーや自宅地下室にあるバーカウンターを再現したシアターコーナーなどもあり、田辺さんの世界を体験することが出来ます。
アクセスは近鉄奈良線河内小阪駅から徒歩約5分または各線河内永和駅から徒歩約7分。
開館時間は平日9時~17時・土曜9時~16時、休館日は大学の休業日(日曜・祝日とゴールデンウィーク、お盆、年末年始など)です。
入館料は無料です。駐車場はありませんのでご注意下さい。
田辺さんの作品がお好きな方はもちろん読んだことがない方も、美しいものを愛しユーモア感覚にあふれる田辺さんの世界に触れてみてはいかがでしょうか?
執筆者:谷口 秋代