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川中家と屋敷林

2015年10月20日(火)
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大阪府初の緑地保全地区

川中家は近鉄けいはんな線吉田駅から北へ200m程の場所にあります。
周りはマンションの多い住宅街ですが、川中家の屋敷林前は周囲とはがらりと雰囲気が変わり静かになります。
川中家は江戸時代に大和川の付け替え事業に携わった東大阪市の偉人・中甚兵衛生家といわれています。隣接する公園には「中甚兵衛顕彰碑」が建てられています。
川中家には付け替え時の大和川流域を描いた「河内扇」や幕府役人3人と甚兵衛を描いた「大和川付替成就御礼之図」などの歴史的資料が残されており、大半は大阪府立公文書館に寄贈されているそうです。明治9年に大修理された記録のある茅葺き屋根の主屋と北側にある離れ座敷は国の登録文化財に指定されています。
その家屋を囲む屋敷林は東大阪市で結唯一残る「雑木屋敷林」です。屋敷林とは燃料や堆肥などの供給源として、また観賞用や防風・防火のために植えられ常に人の手が入ってきた林のことを言います。川中家の屋敷林は様々な落葉樹・常緑樹の高木、亜高木、低木、草本類、キノコ類、コケ・シダ類やそこに生息している小動物、野鳥、昆虫などによりひとつの生態系が構成されています。市街地にあるにも関わらずほぼ自然のまま残っており、急速な市街化から緑を守るため昭和59年に川中邸が「今米緑地保全地区」に指定されました。

市街地、それも駅の近くにこんなに自然の残る歴史的価値のある場所があるとは驚きました。これからも大切に守られて後世に残してほしいですね。

執筆者:谷口 秋代

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