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デパートの屋上に、神社?

2015年11月28日(土)
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屋上に鎮座し、松坂屋を守る神様

江戸時代から続く老舗店を守る「かく護稲荷神社」

みなさん、こんにちは。
アパマンショップ湯島店です。


先日、上野広小路にある松坂屋デパートに行ってまいりました。
文具売り場に用があったので、フロアマップを見てみると、
おっ、文具売り場は・・・・・8階かあ。
エレベーターに乗るべきか迷った挙句、1階から最上階の8階までエスカレーターでぐるぐる。
いやー、さすがに8階までエスカレーターで上ると目が回ってきますね(苦笑)


やっと8階に到着し、お目当てのものをゲットして会計を済ませ、
帰りは一気にエレベーターで降りようとエレベーターホールに行くと、
なにやら屋上への出口と、その上にかかる「かく護稲荷神社」の文字。


ん?
神社・・・・ですか。

デパートの屋上に?



エレベーターが来るまでの間、ドアの横に書いてある由来書を読んでみる。
ふむふむ・・・・


昔、とある老爺(おじいさん)が神殿のそばで白狐の姿を見かけたので
あたりを調べてみると、一巻の掛軸をみつけ、その掛軸を紐解いてみると、
なんと豊川稲荷大明神の姿が描かれており、
驚いた老爺が当時の呉服店「松坂屋いとう呉服店」の店主にこのことを告げたところ、
店主はその掛軸を、神璽とともに社殿に祀ったのが由来だということでした。

しかもこのお稲荷様、火防の神様として、代々の火事から近隣の住民を
救ったという話も残されているのだとか。

ほお。
なにやら由緒あるお稲荷さんのようでした。
調べてみれば、そもそも松坂屋自体、もとをたどると、名古屋のいとう呉服店創業より400年を超える老舗中の老舗。
中でも上野店は、彰義隊と官軍の「上野戦争」において、官軍の本営になったり、
日本初のエレベーターガールを配置したりと、
さまざまな歴史を刻んでいる建物でもあります。

ちなみに、東京において、江戸時代から同じ場所で営業しているのは、
日本橋三越と上野松坂屋だけなんだそう。
そういえば、日本橋三越にも、「三囲神社」という由緒ある神社があります。
きっと、どちらも神様がしっかりと守ってくださってるんでしょうね。

お近くにお寄りの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
ひょっとしたら、ご利益があるかもしれませんよ。

執筆者:Fujita

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