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栄養価の高い食用花

2016年01月25日(月)
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青森県や山形県などでは菊を食用にしていました

エディブルフラワー

最近は食用になる花が注目を浴びています。
日本の食文化の中でも花を食べるという文化は古くからありましたが、一部の地域に限定されていたようです。
食用花というよりは、食べ物の上の装飾として利用されることが多かったようです。
近年、エディブルフラワーとして花屋さんで販売されているものは安全に食べられるように育てられたものです。
日本では花を食べる習慣が無いために、花を食べるということには抵抗がある方も多いかと思います。
食べられる花は特殊なものではなく、管理栽培されている一般的なもののようです。

エディブルフラワーの使い方

エディブルフラワーはカラフルな色合いが揃っているので食卓に色身を加えたいときには便利でしょう。
家庭では、生ではサラダなどに加えるといいでしょう。
胡麻和えやスープに浮かべるという利用方法もあります。
料理の王道は天ぷら、天ぷらなら色味を失うことなくできそうです。
普段の食卓はもちろん、おもてなし料理、お祝い料理には華やかさを加えてくれるでしょう。
ケーキなどの菓子の飾りや、ドリンクに入れる、フラワージャムなどもオススメです。
一つ注意点は、食べることができる花であることを確認してから利用をすることです。
食用に販売されているエディブルフラワーを使ってみましょう。

食用菊文化

青森県南部地方では、安房宮や十五夜などといった品種の黄色い菊の花を食べる習慣があります。
霜が降りる頃まで収穫され、霜が降りそうな日には霜よけをかけるなどして育てられた菊は独特の風味があります。
生では食べませんが、味噌汁の中に花びらをむしり入れたり、花びらをゆでて酢の物にしたりします。
県南地方では秋の味として、菊の販売を待つ人たちも多いです。
自宅に食用菊を植えている家庭も少なくはありません。
秋に収穫した菊は、花びらをむしり、茹でてから冷凍にして保存する家庭も多く、冬のビタミン源でもあります。
むしった花びらを丸く広げて蒸し上げ、乾燥させて干し菊はお土産品としても販売され、年間を通して食べることができます。
また、蒸すときに傷になった菊にニンジンなどを入れて海苔巻きのように撒いてから漬物にした「菊花漬け」は秋の味です。
菊の花は、八戸市の市の花にもなっており、八戸市や近隣で栽培がされています。
最近は、山形特産の紫色の「もってのほか」という菊も栽培されています。
「もってのほか」はお酢を使った料理にすると、紫色がきれいです。
全国の食用菊の産地は多くありますが、一番の愛知県で収穫される食用菊はつまに使われるものがほとんどです。
山形県はつま用と「もって菊」が栽培されています。

執筆者:Emiko

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