クアラルンプールのお役立ち情報

クアラルンプール

海外移住!クアラルンプールへ引っ越しするまでの4つのポイント

日本人が住みたい国9年連続No1に輝いているマレーシア。 首都クアラルンプールは近年モノレールや市内鉄道などのインフラが進められ年々便利になっています。 そんなクアラルンプールで賃貸物件を借りて入居するまでの流れをご紹介します。

クアラルンプールでのお部屋探しから内見まで

賃貸物件は地元の新聞やWebで探します。賃貸か購入か、住みたい物件のタイプや場所を設定すれば入居可能物件がヒットします。
こちらのサイトで検索して住みたい地域の家賃相場を調べておくと、後々オーナーとの家賃交渉時に役に立つでしょう。またNakanoPropertyは数少ない日系不動産で、内見の際の案内も日本人スタッフがフォローしてくれますので参考にしみてください。それぞれの物件を手配している不動産会社がいますので気に入った物件があれば不動産会社に連絡をとります。
不動産会社は借主から連絡があった際に内見の手配をしてくれますが最終的な交渉はオーナーとの直接契約となります。 多くの物件は家具付きで場合によっては壁紙を変えていたり間接照明になっていたりとオーナーのセンスで同じ建物の同じ間取りでもその内装は大きく異なります。家具付きと言っても一部家具付きから食器類まですべて揃った部屋とこれもオーナー次第ですので、生活に必要な家具がきちんと揃っているか内見時に必ずチェックしましょう。

クアラルンプールでの賃貸契約

気に入った物件が見つかったらその旨を不動産会社に伝えます。
すぐに契約書にサインするのではなく契約前に家賃の交渉をしてみましょう。
一般的に1年~2年契約が通常ですが2年契約の場合多少のディスカウントが望めるかもしれません。また必要な家具や家電があれば用意してもらえるよう希望を伝えましょう。入居時期によりますがすぐに入居しない場合、契約前に気に入った物件が他の内覧者にとられないよう、仮予約をしましょう。
Draft Agreement(契約書の草案)にサインをして、場合によっては予約金としてデポジットが必要になるかもしれません。ここまで来たらいよいよ契約です。セキュリティデポジットとして家賃の2か月分とユーティリティーデポジットとして0.5か月分の計2.5か月分を前支払いするのが基本的です。
日本の賃貸契約と違うことは仲介業者への成功報酬はオーナーが払うことです。トータルで家賃の2.5か月分プラス入居月の家賃1か月分の計3.5か月分が必要となりますが、退室時にクリーニング代や修理費用が引かれた額が返金されます。

クアラルンプールでの賃貸の注意点

契約前に必ずしておきたい内見ですが、その際に確認しておきたい点がいくつかあります
■破損個所の有無の確認
マレーシアの物件は次の借主が決まるまで以前の状態で放置されているケースが多く、破損個所がある場合があります。入居前には修理してもらうよう依頼しておきましょう。
■駐車場の有無
マレーシアの物件では駐車場がついてくるのが一般的です。
■必要な電化製品、家具はそろっているか。
扇風機やファンは常夏の国マレーシアでは必需品です。
■周辺環境は生活に適しているか。
物件の中身は素晴らしいけど周りには何もない、なんて物件も多々あります。特に車を運転されない方は注意が必要です。たとえ徒歩10分程度の所にスーパーがあったとして、そこまでの道が舗装されていなかったり、野良犬がいたりと安心して歩ける道なのかきちんとチェックしておいた方がいいでしょう。

日本から持っていくもの置いていくもの

物件が決まったらいよいよ引っ越しです。
日本に残す荷物と持っていく荷物、さらに持っていく荷物の中で手荷物として持っていくものと船便で送るものを選別するのは頭の痛い作業です。
そこで仕分けのポイントをご紹介しましょう。
日本に残すものの中から特に大切なもの、高価な家財や家や土地の権利書などは実家の親や銀行の貸金庫に預けるなどしましょう。ただし、実印などは必ず自分で保管するようにしてください。
お子さんの教科書や転入に必要な書類、保険関係の書類などは手荷物として携行してください。
また大型家電製品などは赴任予定年数によってトランクルームに預けるか売り払ってしまうか選別します。
アイロンやドライヤーなどの小型家電製品はマレーシアに持っていくことも可能ですが現地で使うためには変電器が必要となります。
変電器購入費を考えると現地で新しく購入しなおした方が結果的に安く抑えられることもあります。
船便は時間がかかるので引っ越し後すぐに必要なものは入れないようにしましょう。特にハリラヤなどの祝日付近は大幅に遅れることもありますので注意が必要です。船便の荷物が到着した後、損傷や破損がないかきちんと確認し、万が一破損が確認された場合は直ちに引っ越し業者に連絡してください。
マレーシア人はとってもマイペース。時間通りに予定が進まないことはよくある話です。イライラせずにゆったり構えましょう

注目都市!クアラルンプールでの食生活と買い物事情

経済的にも発展し続けるマレーシアのクアラルンプールには、海外からの移住者が増えています。移住するからには知っておきたい、食のこと・買い物事情に関する情報をご紹介します。

クアラルンプールの食文化

マレーシア人口の約67%を占めるマレー系の人々はイスラム教徒のため、豚肉を食すことは禁じられています。その他のヒンズー教徒や一部の仏教徒は牛肉が禁じられています。ベジタリアンの人々も意外に多く、卵や魚介を含め、すべての肉類がタブー視されています。
ベジタリアン以外の人々が共通して食べるのは、鶏肉と魚です。
主食は日本と同様お米ですが、香りのするお米やパラパラのタイ米などが食されています。お米のほかに、麺料理も人気があります。野菜や果物も豊富にあり、季節に応じた旬のものを楽しめます。
結婚式などの大切な行事の際は、郷土料理(民族料理)でお祝いをするという習慣があります。
多国籍国家のマレーシアの食文化はバリエーションが豊富です。自国の料理に加え、中華料理やインド料理、それら多国籍の要素がミックスされた料理など、味わい深いエキゾチックな料理を堪能できます。

覚えておきたい食事の注意点

・屋台の食事に注意!
東南アジアの他の国同様、屋台の水には十分注意が必要です。飲み物を注文する際は、氷なしにしてもらいましょう。屋台での衛生状態は決して良いとは言えないレベルです。(現地の人でも屋台で食事をする前には、自分のお皿をティッシュなどでふいている)屋台を利用する際は、まずお店の衛生状態をチェックするようにしましょう。
・宗教事情に配慮
イスラム教では女性の肌を露出した服装はタブーとされています。極端なミニスカートやタンクトップなどでレストランを使用するのは、マナーとしても良くありません。ドレスコードのあるレストランもありますので、そのような場所では男性も半ズボンやサンダルは避け、襟付きのシャツにロングパンツと靴で行くと良いでしょう。
日本と大きく違う現地の食習慣は、宗教によって食べられないものがあるということです。現地の人と食事を共にするときには、相手の宗教事情をよく考慮した食材選びや、レストラン選びをしましょう。

スーパーマーケット&コンビニエンスストア事情

・スーパー事情
クアラルンプールにはたくさんのスーパーマーケットがあり、生鮮食品・レトルト食品・日用品など、日本のスーパーと同様に何でもそろいます。
マレーシアのスーパーではイスラム教徒への配慮のため、豚肉は目立たない所でこっそり売られています。イスラム教徒が食せる食材は「ハラル」、それ以外は「ノン・ハラル」と呼ばれ、売り場やレジも別になっています。
・コンビニエンスストア事情
経済成長著しいマレーシアにおいて外資系企業が進出してきているものの、小規模な外資小売業に対する規制が厳しいため、日本のコンビニエンスストアはあまり進出できていません。その中でも、セブンイレブンとサークルKが営業をしています。
外資系が少ないとはいえ、コンビニエンスストアは数多くあり、家族経営の小さな「パパママストア」をはじめ、さまざまなコンビニエンスストアがあります。これらの小さなミニマートでは、野菜などの食品や雑貨などが手に入ります。
ドリンクバーコーナーや、イートインで食事のできる店舗もあります。
・増えるミニマーケット
クアラルンプールで最近増えているのが、店舗は小さいものの生鮮食品をはじめスーパーマーケットのような品そろえと格安の価格設定で人気のミニマーケットです。
「99スピードマート」「KKスーパーマート」などがミニマートにあたります。さまざまな国の料理が味わえるクアラルンプール。国は違えど日本でなじみの深い料理に出会えるかもしれません。

注目都市クアラルンプールでの新生活!知っておきたいあれこれ

経済成長が著しくグローバルな印象の強い都市クアラルンプール。実際に住むために、事前に知っておきたい生活の必要情報をご紹介します。

クアラルンプールの交通事情

クアラルンプール市内の交通手段は、さまざまなものがありスタイルや時間帯で選ぶことができます。代表的なものをご紹介します。
・高架鉄道・モノレールKTMコミューター
アンパン線・クラナジャヤ線の2線がクアラルンプール市内を網羅する高架鉄道と、KLセントラル駅から約20分間の区間を運行されているモノレールもあります。
どちらも時刻表はなく、5分~15分の間隔で走っています。主要観光スポットなどにもアクセス便利で、利用しやすい交通機関です。
KTMは近距離路線の国鉄で、郊外行の電車が運行されています。こちらも時刻表はなく、約10分~15分間隔で走っています。
・タクシー
クアラルンプールには通常のタクシーに加え、初乗り料金が通常タクシーの2倍になる青色のエグゼクティブタクシーがあります。市内には前払い制のタクシースタンドもあります。前払い制の場合、カウンターで目的地を伝えてチケットを購入し、運転手にチケットを渡す手順になります。少し面倒ではあるものの、ぼったくられる心配がなく安心のシステムです。
・バス
クアラルンプールのバスはエアコン完備です。路線は複雑で、親切なアナウンスなどはもちろんありませんから、慣れるまでは難しく感じるでしょう。
・空中遊歩道
KLCC~ブキッビンタン間は、観光客も大変多く渋滞エリアですので空中遊歩道を利用がおすすめです。エアコンも完備で、雨にも当たらず快適に移動できます。

クアラルンプールの水事情

・飲料水事情
クアラルンプールの浄水場ではしっかり浄化されたきれいな水が排出されています。
しかし、水道管の老朽化が進んでいるため蛇口から出てくる水は、決してきれいとは言えないレベルのものです。クアラルンプールの多くの家庭では、浄水器が使用されています。
海外移住者の生活では、浄水器で作った水は食器や野菜を洗うために使うことがほとんどで、飲料水は購入するというパターンが多いようです。
クアラルンプールで購入する飲料水には2つの種類があります。1つは青や緑のキャップのペットボトルに入ったミネラルウオーターです。もうひとつは、白いキャップのペットボトルに入ったドリンキングウォーターと呼ばれる水です。これは、水道水を飲めるようにろ過したもので、安価な値段で売られています。
・計画断水
クアラルンプールでは計画的に断水が行われます。時間を決めて行われるものですが、2日ほど断水が行われることもあるようです。断水に備えて各家庭で、十分な水の保管を行っている方が安心でしょう。

クアラルンプールの学校・幼稚園事情

・日本人学校と幼稚園
クアラルンプールには私立の日本人学校と、幼稚園があります。日本人会付属の私立学校のため、クアラルンプール日本人会の会員の子どもしか入校できません。学校に入校させるためには、まず日本人会に問い合わせてみましょう。
・人気のインターナショナルスクール
マレーシアのインターナショナルスクールは選択肢が豊富にあり、授業料も安く、多民族国家らしい国際色豊かな雰囲気の中で授業が行われるということもあり、大人気です。
駅在員の子どもはもちろんのこと、インターナショナルスクールで教育を受けさせるためにマレーシアに移住する人の子どもも多いほどです。
入学金に100万円、年間の予算が250万円以上必要と言われる日本のインターナショナルスクールに比べ、入学金約10万円、年間授業料約50万円以下のインターナショナルスクールが多いというのは、最大の魅力です。

クアラルンプールの病院事情

医療水準が大変高いマレーシアでは、最先端医療を期待できます。クアラルンプール市内のHSCジャパンクリニック・パンタイホスピタルクアラルンプール・グレイングールホスピタルクアラルンプールなど日本ご対応の病院も多数あり、安心です。
クアラルンプールの病院は、設備が整い清潔でホテルのような豪華な印象のところもあります。医療費は、国民健康保険3割の保険証を使った日本の医療費とだいたい同じぐらいです。

・日本と違う救急車システム
急な病状で大きな病院に救急車を利用して行くときは、直接病院に電話して救急車を手配します。救急車の完備されていない病院に行くときは、救急車を手配する専門の会社に連絡しましょう。いずれの場合も、救急車の利用は実費払いになるので、気をつけてください。