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台湾の基礎知識

「思い立ったが台湾吉日」の台湾ってどんな所?

日本から極めて近い外国である台湾には魅力が一杯です。正式な国名は中華民国と言いますが、大陸の中華人民共和国との微妙な関係から、国際的には国家ではなく地域と呼ばれています。親日国として知られる素顔の台湾をご紹介しましょう

暖かい台湾の気候

台湾の気温台湾の降水量

台湾は日本最西端の島である与那国島から僅か100キロほどの場所に位置します。日本の南に位置する国ですから、当然ながら日本よりも暖かい国です。北回帰線が台湾の中央部を通っているので、北側の地域が亜熱帯、南側の地域は熱帯に分類されます。首都の台北市は一年中温暖で、四季の変化が余り感じられません。台湾のみならず熱帯地方は四季のめりはりが無い代わりに、一日の内で寒暖差がありますので、体調管理にはお気をつけ下さい。台風の通り道でもあることから、総じて年間の降水量は日本よりも多い傾向です。

台湾の伝統的な行事

台湾は先住民を含む所謂多民族国家ですが、現代台湾の基本構造はやはり漢民族国家。ですから、中国の伝統文化が息づいています。代表的な3つの伝統行事をご紹介致します。先ずお正月は陰暦の旧正月(春節)。毎年日にちが変わりますが、だいたい毎年1月から2月にかけてがお正月になります。清明節は概ね4月上旬。お先祖様のお墓参りをしてお墓のお掃除をする日です。いわば日本のお盆の様な日です。建国記念日は10月10日なので十が二つ重なるので双十節と呼ばれています。

台湾の人たちにとっての宗教

台湾の宗教と言えば仏教と思われがちですが、総人口に占める仏教徒数の順位は第三位なんです。第一位は道教。日本人には余りなじみの無い宗教ですが、元々漢民族の土着的な宗教で、大陸では文化大革命で否定されたのですが、台湾は無関係の為に信者が多いのです。第二位はキリスト教(プロテスタントとカトリック双方を含む)。この3宗教が大多数を占めています。日本と同様に政教分離が基本で、信仰の自由が保障されています。同じ中華圏でも、やはり自由主義国なんです。

台湾の通貨

台湾の通貨は新台幣と言います。新台湾ドルと呼ばれたり、台湾元と呼ばれることもあります。通常は元か圓と呼ばれています。外国為替上の表記としてはNT$と表記されます。執筆している時点の為替で言うと1NT$は約3.77円です。元(圓)以下の単位は、角と分があります。1元=10角、1角=10分という関係です。流通している通貨は、硬貨が1元、5元、10元、50元の6種類で、紙幣は100元、200元、500元、1,000元、2,000元の5種類です。

台湾の総人口と日本人数

現在の台湾の総人口は約2,340万人ほど。総人口に占める民族の割合は漢民族が約98%を占めており、台湾の原住民比率は2%ほどでしかありません。日本の外務省が公表している台湾の在留邦人数は12,632人(2013年12月データ)ですから、他の海外の国における在留邦人数に比べると決して多い人数ではありません。一方日本から台湾に入国した人数は、2013年の台湾交通部観光局の調べで約142万人ということです。ちなみに台湾からの訪日者数は約221万人と言われています。

台湾は日本の九州ほどの面積の国ですが、九州の総人口である約1,300万人に比べて約倍の2,340万人が暮らす国。人口密度はかなり高い国と言えます。暖かい気候の為かのんびりした親日国です。どうぞ台湾での生活を楽しんで下さい!