お部屋探しで不安になるのが、賃貸契約のトラブル。いたずらに不安にならずにどんなことを注意しておけばよいのか、事例とともにご紹介いたします。
恋人と一緒に住みたくなった。部屋をリフォームしたい。カギを変えたい。どこまで可能?
恋人と一緒に住みたいんだけど…。
借りたときにそんなつもりはなくても、好きな人ができれば、一緒にいたいと思うのは人情です。しかし、一般的に契約では住むのは「当該者のみ」ということになっている場合、やはり勝手に同棲を始めてしまったら、契約違反となります。でも、家主も「強制退去!」なんて言うわけにもいきませんので、二人で住みたいということになったら、正直に届け出て、相談したほうがいいでしょう。女性専用の物件に男性が住む、独身専用の物件で同棲するのは問題ですが、そうでない場合は管理業者と家主と話し合うのが先決です。
部屋のリフォームはどこまで可能?
少しでも和める空間にしようと、リフォームに憧れる人も多いはず。しかし、賃貸物件の場合、大がかりなリフォームはできないと考えたほうがいいです。壁紙を張り替えるだけでもNG。簡易的な模様替えなら可能ですが、借りた時の状態を壊さないこと。退去時に、借りた時の状態に戻すことが条件ですので、インテリアで変化をつける方向で考えましょう。エアコンをつけるときも、エ事が必要になるので必ず許可が必要です。その際、退去時にもとに戻す必要があるかどうかも確認しておきましょう。もとに戻さなければならない場合、そのためにかかる費用は借主が負担することになります。
一人暮らしは寂しいのでペットを飼いたくなった!
一人暮らしは寂しい。家に帰ったとき、一緒に暮らしているペットがいるだけでずいぶんと心は和むものです。だからといって「ペット可」の物件以外で、しかも無許可で飼ってしまうのは、やはりマズい…。仮に飼ってしまった場合、管理業者や家主から、「契約違反だから出ていってくれ」と言われても仕方ありません。場合によっては、契約を解除されることも考えられます。最近は「ペット可」の物件も増えているので、まずはそうした部屋を探しましょう。
アパマンショップではペット相談可といった条件でも簡単に検索できます。
ピッキング対策でカギを替えたい。大家さんに頼めばいいの?
物騒な世の中、高級マンションだけでなく、一般的な賃貸物件もピッキング強盗と無縁ではありません。その対策として最も手っ取り早いのはカギの交換。勝手に交換すると「他人の物を壊した」ということになってしまいます。カギは管理上の意味もあり、必ず家主、または管理業者のところにもなければならないものですので、勝手に替えるのは厳禁です。ピッキング対策としてカギを交換したいと思われた場合、まずは家主、または管理会社に相談しましょう。