山形県は、その土地のほとんどが森林で、自然に恵まれた土地。住み始めれば、名峰と呼ばれる山々やお寺、川などが、一年を通して表情が変わるので飽きません。 農作物はどれも美味しく、山形自慢の食でもあるそばを堪能するもよし、さくらんぼを堪能するもよし。温泉王国でもある山形を存分に楽しめる場所をご紹介します。
そばといえば山形。それを裏付けるかのように、県内には「そば街道」と呼ばれる場所がいくつかあります。村山市の最上川山難所そば街道、尾花沢市のおくのほそ道尾花沢そば街道、大石田町の大石田そば街道などです。 それぞれ約15店舗ほどのおそば屋さんがあるので、食べ歩きを楽しむのもいいですよ。 他にもそば処はたくさんあります。その中でも、山形市の住宅街の中にある「手打梅蕎麦」。ここは十割のもりそばは極細切りでのど越しもよく、そばの香りがなんともいえません。 そば湯はトロッと濃厚。二色せいろは、普通のそばと季節ごとに柚子などを練り込んだそばが楽しめます。 このお店は、おそば屋さんでありながらクラッシック音楽が流れています。落ち着いた雰囲気の中で、店主手作りの器で出されるおそばを堪能してみてください。
温泉地がたくさんある山形は、場所によってそれぞれ泉質が違うのも魅力の一つです。 代表的な所では、硫黄泉の蔵王温泉や炭酸泉の肘折温泉、塩化物泉の湯野浜温泉、含食塩硫化水素泉の銀山温泉などがあります。どの温泉地も特色が違うので、自分の肌に合った温泉地を探してみるのも楽しそうです。 どこも温泉宿となっている所が多く、中でも蔵王にある湯の花茶屋「新左衛門の湯」がおすすめ。強酸性泉で硫黄の臭いが強いですが、美人の湯といわれるだけあって、お肌がスベスベモチモチになるのが特徴です。また、古くから湯治場にもなっていて、虚弱体質の方が体質改善に訪れる場所でもあります。 お湯から上がったら、山形ならではの食事やマッサージ、または貸座敷で人目を気にせずにのんびり身体を休ませてください。
何度でも足を運んでみたくなる、大人も子どももみんなが楽しめる、そんな場所があります。 冬場は休園してしまいますが、春の足音と共にOPENする遊園地「リナワールド」。ゲートを抜けて奥に進むとジョイフルゾーン、左手側にリナビーチ、右手側にエキサイトゾーンがあります。 様々なアトラクションの他に、動物とふれあったり、夢工房で工作や食の手作り体験をして楽しめます。 それから、庄内浜の文化や生き物を紹介している「鶴岡市立加茂水族館」。この水族館は、クラゲドリーム館とも呼ばれ、ミズクラゲの大水槽「クラゲドリームシアター」やクラネタリウムがありクラゲに癒されたり、その生態などが勉強できたりします。 もちろんクラゲ以外にも、庄内浜の個性ある魚たちや、アシカショー、またウミネコたちへのえさやりなどができます。
山形県は自然豊かで、季節毎に違う表情を見せてくれます。冬場は雪が多くても、みどころはつきません。 山形自慢のそばを堪能したり、泉質の違う温泉めぐりをして、身も心もリフレッシュしてみませんか。 家族や友人たちと、みんなが楽しめる山形を満喫してみてください。