こだわり特集
ウォークインクローゼット付き物件の特徴としては、通常のクローゼットや収納スペースとは別に文字通り「歩いて入れるクローゼット」がついている物件になります。通常の収納スペースよりも面積が広く、衣類なども相当量収納する事が可能です。洋服が多い女性の方や仕事柄自宅に物が多くなりやすい方には嬉しい機能です。ウォークインクローゼット付き物件の探し方は「2SLDK」などについている「S」の箇所になります。また、アウターなどの衣類を収納する箇所として利用するのであれば、選択→干す→しまう→着るという一連の流れの中でどこに配置されているのが導線上最適なのかを検討した上で物件を選びましょう。
ちょっとしたお部屋と見紛うくらいの面積があるウォークインクローゼットは、収納に悩む様々なものを引き受けてくれます。
季節外れの服や靴、バッグといった衣料品はもちろんのこと、レジャー用のテントや釣り道具、ゴルフバッグ、スポーツ用品、全て収納できるので、とくに今まで収納に困っていた一人暮らし経験者にとっては夢のような話でしょう。
ウォークインクローゼットは、単に空のお部屋が用意されているわけではありません。収納に便利な工夫が随所に見受けられます。奥と片側の2方向、あるいは1方向にハンガーのまま服を吊せるバーが据え付けられているのが一般的です。さらにその上には一面に棚が巡らされていますから、めったに使わないものを上置きできて便利です。
さらに、つくりによってはハンガーバーのない側に大きな棚がすでに設置されていることもあるでしょう。こういった仕組みを上手に利用すれば、ウォークインクローゼット用に収納家具をたくさん購入する必要はありません。入居してからすぐ活用できるのです。
なかには、「ウォークインクローゼットを寝室代わりに使えば、さらに空間を節約できるのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、ウォークインクローゼットにおける空間の役割は、あくまで納戸であり、人がその中で暮らすには不向きなので気をつけましょう。窓がないため匂いがこもりやすく、照明の明度も不十分な場合があります。
収納に困るものは、とにかくウォークインクローゼットにしまうと決めてしまえば、そのぶんお部屋のレイアウトの自由度は高まります。ギターやミシンなど趣味のものを、今までお部屋に直置きして「これはこれでインテリアとして」と無理やり自分を納得させてきた人はいませんか。
余計なものが居住空間から消えると、驚くほどストレスがなくなりますよ。季節外れの服ばかりではなく、日常的に使う衣料品もウォークインクローゼットに収まるようなら、チェストを置く空間も必要ありません。
お部屋に必要なのは、ベッドとソファ、テーブル、TVボード程度になるでしょう。接続などの関係からTVボードの位置は決まってしまいますが、通常なら空間節約のためベッドを壁際に置くところを、お部屋の真ん中に持ってきたとしても、じゅうぶん余裕があります。他にも、お気に入りのソファなど生活の主役としたいものを、部屋の一番目立つところに置けると、満足度が高まりますよ。
また、住空間が広くなれば今まで置きたくても置けなかったものを購入することもできるでしょう。例えば、大きな観葉植物との暮らしを始めてみるのはいかがでしょうか。水槽を購入してアクアリウムを楽しむのもいいですね。
ただし割れたら水漏れの心配がある水槽を置くときや、魚であってもペットを飼うときには、不動産屋に前もって相談しましょう。