本州の中央北部に位置する石川県は、南北に細長い形と日本海に突き出した能登半島が印象的な地域です。人口は約116万人で、そのうちの約4割が県庁所在地の金沢市に集まっており、それに伴って県内の物件もそのほとんどが金沢市に集まっています。反対に、能登地方の賃貸物件は比較的少な目です。
石川県は、兼六園や金沢城公園などの歴史的価値の高い観光地や山中温泉をはじめとする癒しスポットを観光地として有しています。主な産業としては、加賀友禅や金沢漆器、輪島塗といった伝統工芸品が有名です。
石川県の中心都市である金沢市は、兼六園や金沢城公園、金沢21世紀美術館などの観光地が豊富。年に約800万人もの観光客が訪れる観光都市です。
物件数は非常に多く、価格帯も1万円代からと幅広い物件が揃っています。主要駅である金沢駅へはバスでの移動が主となっており、JR北陸本線や北陸鉄道石川線などの鉄道路線も利用可能です。金沢市は、名実ともに石川県の中心である人気のエリアです。
石川県南部に位置する小松市は、大手建設機械メーカーの企業城下町として栄える工業地域です。また、歌舞伎・勧進帳の舞台としても知られており、歴史と科学が共存する街だといえます。人口は、金沢市・白山市に次ぎ約10万人です。
物件は金沢市ほどではないとはいえ、小松駅周辺に多くあります。家賃は石川県内の他の地域に比べて高め。アクセス面では、電車やバスの利用よりも車がメインとなっています。小松市は、工業地帯へご出勤の方に人気のエリアです。
2005年に松任市を含む1市2町5村が合併し誕生したのが白山市です。人口は金沢市に次いで二番目の約11万人。日本三名山の一つに数えられる白山を代表とし、豊かな自然に囲まれるエリアです。
物件数は、金沢市・小松市に比べて少なめ。家賃は小松市よりも少し低めに設定されています。白山市は富山県・岐阜県・福井県の3県に隣接しており、交通網も整備されています。白山市の物件の多くは、金沢市にアクセスしやすい松任駅中心です。
石川県は、観光客にとって魅力的な場所であることはもちろんですが、そこに暮らす方にとっても誇りを感じられる魅力的な都市です。石川県で物件をお探しの方は、休日に歴史的な観光スポットを訪れたり、温泉で疲れをいやしたりと、余暇の過ごし方によって条件を設定してみても良いかもしれません。