一人暮らしにかかる費用【アパマンショップ】

一人暮らしをはじめる理由として多いのは、大学生活のスタートや社会人の仲間入りです。
不安と期待でいっぱいの新生活をスタートする前に、引越しにかかる初期費用や毎月の生活費がそどれくらいかかるのかを知っておくと計画的に生活することができます。

入居時の費用

一人暮らしをスタートする場合、一番費用がかかるのが「入居費用」です。毎月の家賃を払うだけでは賃貸物件は借りることができません。しかし入居費用は場所や敷金礼金によって大きく変動するので、おおよその目安として説明していきます。

〇敷金・礼金
敷金礼金は物件によって数ヶ月分かかるものから、まったく必要のない物件までさざまです。しかし大半の物件で敷金礼金は必要です。
・敷金　退去する時に原則戻ってきますが、原状回復に費用が必要になった場合はその分を差し引いた差額分が戻ってきます。
・礼金　謝礼として貸主に支払う費用であり、敷金のように返ってくることはありません。関東地方の物件の多くが礼金があります。

〇仲介手数料
仲介手数料は物件を紹介してくれた不動産屋さんに対して、契約完了の報酬として支払う費用になります。
仲介手数料は家賃の1ヶ月（別途消費税）が上限として決められているので1ヶ月分を越すことはありません。

〇前家賃とその他費用
家賃の支払い方法が前家賃の場合、入居時からの家賃を前もって1ヶ月分払っておきます。その月の途中からの入居の際は日割りでの賃料を支払う事もあります。

他にも住宅保険料や鍵の交換費用、最近は賃貸保証会社への加入が条件となっている物件も増えてきており前家賃と合わせると敷金礼金以外に3ヶ月分程度の費用が掛かります。
以上をふまえると、家賃が5万円で敷金2ヶ月礼金1ヶ月の物件だった場合は、最低でも30万円ほど入居時に必要となります。

引越し費用

入居先が決まればいよいよお引越しです。2月～3月は一人暮らしをはじめる方が多く、引越し費用は他のシーズンと比べて割高になる傾向があります。
さらに移動距離や荷物の量、それから土日祝日は料金が高くなるので注意してください。
単身用プランを選びできるだけ荷物を少なくして、繁忙期と休日を避ければ費用を抑えることができます。すぐに必要のない家具は前もって用意するのではなく、引っ越してから用意するといいでしょう。
県外からの引越しの場合かかる費用は時期や距離、それから荷物の量によって変動しますが大体5～10万円ほどだと思っていてください。

家具家電の費用

一人暮らしの場合は、家具や家電も新しく購入しなければなりません。ライフスタイルによって必要なものも異なります。
一人暮らしで必要最低限の家具家電は以下の通りです。

〇冷蔵庫　大きいタイプから小さいものまで多種多様、自炊するかしないかによって購入するべきタイプも別れます。生活スタイルにあわせて選びましょう。3～7万円。

〇洗濯機　縦型、ドラム型の2種類。汚れをよく落としやすく済ませるなら縦型、洗濯から乾燥まで一気に行えるのがドラム型です。3～10万円

〇電子レンジ　一人暮らしでは何かと役に立つ機会が多いです。他の家電に比べて安く購入できます。1万円～3万円。

〇テレビ　数万円程度で購入できる薄型テレビはたくさんあります。また最近はテレビよりもPCを優先して購入する人も多いです。ライフスタイルによって選びましょう。

〇寝具一式　布団とベッド2種類ありますが、どちらを購入するかは好みによります、部屋の間取りや広さを考えて購入しましょう。値段は布団のほうが安く済みます。

〇カーテン　防犯や保温の役目も果たしてくれます、必ず購入しましょう。数千円～数万円。

これらをすべて新品でそろえるとなると、10万円以上は掛かってきます。
費用をできるだけ抑えたい場合は一人暮らし向けの家電セットの購入や、こだわりがなければオークションやリサイクルショップを活用し中古で安くそろえることも可能です。

以上の入居時の費用と引越し代金、それから家具家電購入時の代金を合わせると50万円位は必要です。
敷金礼金の条件やフリーレントなどのサービスなどで金額が下がる事もありますので気に入ったお部屋にお得なサービスが付いていると嬉しさ倍増です。

生活費

最後に毎月かかる生活費です。学生であれば毎月の仕送りとバイト代でまかなえるかもしれませんが、社会人であれば生活費はすべて自分で支払う必要があります。

〇家賃　ここでは6万円を例とします。家賃は毎月必ず掛かる費用なので、負担にならないように収入の4分の1から3分の1程度に抑えると理想的です。

〇水道光熱費　あわせて平均1万円程度になります。ガスはプロパンガスか都市ガスであるかで料金が変動します。都市ガスのほうが費用が抑えられるので人気があります。

〇携帯電話とネット代　個人の利用方法で大きく変わりますが大体平均1万円～2万円以内に納まる金額です。

〇食費　平均3万円。自炊するなど工夫によって抑えることができます。

以上が基本的な生活費になります。他にも衣類代や保険料、女性であれば化粧品代などが必要となり一人暮らしには毎月平均10～15万円程度の費用がかかります。
将来のことや、急病などなにかあったときのために貯蓄しておくことも大切です。
貯蓄する費用が厳しい場合は、日々の暮らしを工夫して貯蓄に回せるようにしましょう。

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