憧れの一人暮らし。
高校進学を機に、新たなスタートを迎える学生も多いのではないでしょうか。
親元から離れ一人で暮らすことへの”期待と不安”は計り知れないものです。
少し早いのでは…という意見も割と多いですが、高校生になると生活力は多少なりとも養われています。
一人暮らしをしたくなくても、家庭の事情や通学の事情などでやむを得なくなど意外と理由は様々あります。
今まで親頼りで成り立っていた生活が一転して自力で生活をしていかなければならないのです。
しかし若いうちから生活する力が身に付き、親のありがたみが分かるようになります。
さて、高校生の一人暮らしとはいっても本業は学生で、本来の目的は勉強をすることです。
憧れの一人暮らしとはいえ、生活をするためにはお金も衣食住も大切です。
これまで勉強と部活だけで良かった生活に、家事も加わります。
親の仕送り以外にも、アルバイトをすることも考えられます。
将来のためにも実際に経験しながら、勉強と家事を両立してくことが大切です。
最近では、学生向けの賃貸物件が増えてきています。
今では大学生だけではなく、高校生も入居でき家賃も低めになっています。
一人暮らしを始めるといっても未成年である高校生は、保護者の承諾がないとお部屋を借りることができません。
社会人の一般的な賃貸借とは違い未成年なので、経済面や安全面の万が一の心配が高いことから貸す側も慎重になる場合も多いです。
しかし、高校生の生活を応援する最低限必要な家具や設備が整っている物件もあります。
他には、学校に通うことが生活の主体となるので通学しやすいエリアが好評です。
また大家さんが常駐している所や、食事付きなどの”下宿”や”寮”という選択肢もあります。
配慮してくれる大人が近くにいることで、親も子も安心して暮らすことができます。
高校生の一人暮らしは、友達が気兼ねなく集まれる場所となっています。
人数が集まると必然と生活費も上がります。
光熱費を始め、日用品などの消費率も上がります。
身をもって自立を経験をしてるのですから、月々生活するためのお金はどのくらいかかるのかということを理解することも大切です。
少しずつできる範囲から節約を心がけ、友達が集まる場所ではなく学校へ通うための場所と意識することが大切です。
また部活が終わって帰ると自分で夕飯を作り、洗濯や掃除などやることは山積みです。
疲れてしまって、ご飯も食べずに寝てしまうということも多々あります。
そうなると健康面も優れず、体調が悪くなってしまいます。
体調が悪くなった時に看護してくれる人が近くにいると良いですが、誰も看護してくれる人がいないとなると、本当に苦労します。
これらのことから、ルールを守り自分の身分をわきまえて、規則正しい生活をしていくことを忘れてはいけません。
学生生活が主体となりますが、部活をしないという選択もできます。
親の仕送りはあくまでも生活費です。
時間があってもお金がないと、友達と遊ぶこともできません。
そこで、学校が終わってからアルバイトをして、生活費の足しにすることも経験の1つと言えます。
高校生の短時間のアルバイトですが、あまり無理のない勤務体制で社会に貢献していける貴重な体験の場所です。
親からすると、高校生とはいえまだ目の届く範囲へ置いて、いざという時手を貸して上げられる状態でいたいのが本音です。
しかしそうせざるを得ない状況ですので、ただただ心配です。
勉強をしなくなるのではないか、迷惑をかけてしまうのではないかなど不安だけが広がります。
「かわいいこには旅をさせろ」と言いますが、金銭的にも2重の生活となるのでなかなか難しい決断です。
子どもの成長を見守るのも親の務めですが、子どもにとっても親にとってもより良い環境作りのためによく話し合うことが大切です。