毎年年明けから3月までが一般的に引っ越しシーズンと言われており、中にも進学や入社そして転勤など一人暮らしを初めてする人も多くいらっしゃいます。
一人暮らしの部屋探しは、初めての経験なら何から進めたらいいか戸惑うこともあります。そこで基本的な部屋探しの流れをご紹介します。
部屋探しの最優先として、「家賃」「広さ・間取り」「場所」を最初に決めます。
一般的に家賃は収入の1/3程度と言われておりますが、必ずしもその範囲にしなければならないという事ではないので、少し幅を取って探してみるのもよいでしょう。
部屋の間取はいろいろなタイプがあり、特に東京の一人暮らしではワンルームや1Kに住む方が多くなっています。
都心への通勤や通学の場合、出来る限り近い所から探してみると良いでしょう。都心から離れると家賃相場も下がりますので、近い所から離れていくと通勤や通学に掛かる時間とお部屋条件のバランスが良い地域が見つけやすいです。
次に部屋の条件を決めます。防犯面を気にするなら2階以上やセキュリティ設備の内容を重視します。特に女性は気になる部分なので忘れずに条件に盛り込んでおきましょう。
ほかにはバストイレ別やベランダの有無、部屋の向きや駐輪場などの優先順位をつけておきます。条件が決まったら賃貸情報誌やインターネットサイトで検索をしながら希望物件をリストアップします。
希望物件の確認や、ほかにも物件があれば参考にし、不動産会社の人からアドバイスをもらいながら部屋の絞込みをします。
候補が決まったら、部屋の下見に行きます。間取り図だけではわからない部分もあるので、実際に見て室内・外観・周辺環境をチェックします。
昼間、夜間では雰囲気や見え方の違いも出てくるので、時間に余裕があれば両方の街の顔を見ておくのも良いです。
気に入った物件があった場合は入居申込をしなければ、他の人に先を越されてしまう場合があるので不動産会社の人に相談して手続きをしましょう。
ここで大切なのはちゃんと申込手続きが完了し、ちゃんとお部屋の確保が出来ているかどうか確認をする事です。
入居申込の後は大家さんの方で入居承諾の可否を検討します。
この時期大家さんからの連絡などで知らない電話番号からのご連絡があるかも思います。
大切な連絡なので抵抗があるかもしれませんが連絡が付くようにしておきましょう。
契約が決まったら、引越しの見積もりをいくつかの業者からとって料金やサービス内容を検討します。引越し業者が決まったら荷造りを始めます。
引越しの前後には市役所の手続きが必要です。今住んでいる市役所で転出届けを出し引越し先で転入届けを出したり、保険証の変更や郵便局の転居通知などがあります。
それから電気・ガス・水道の開通の確認もします。不動産会社で手配してくれるところもありますが、自分で手配する場合もありますので確認が必要です。
一人暮らしの部屋探しには入居するまでに3ヶ月ぐらいかかるので、入居日から逆算してスケジュールを決めます。
?引越し3ヶ月前頃-部屋探しの希望条件を決め賃貸情報サイトなどから情報収集する。
?引越し2ヶ月前頃-希望物件の候補を決め不動産会社へ行き下見をして気に入った物件があった場合は申込手続きをする。
?引越し1ヶ月前頃-契約手続きをして引越し準備や電気やガスなどのライフラインの手続きをする。
特に春先は引越しシーズンになりますので、早めの準備を心がけたほうがいいでしょう。
一人暮らしの部屋探しには不安なこともありますが期待であれやこれやと夢も膨らみます。これから始まる生活を楽しく有意義なものにするための参考にしてみてください。