1. 賃貸・不動産TOP
  2. お部屋探しマニュアル
  3. コラム
  4. よく目にするフリーレントの賃貸物件とは?なぜ家賃1~2ヶ月無料にできるのか【アパマンショップ】
このエントリーをはてなブックマークに追加

よく目にするフリーレントの賃貸物件とは?なぜ家賃1~2ヶ月無料にできるのか【アパマンショップ】

賃貸物件の情報を見ていると、フリーレント物件という言葉を目にすることがあります。一定期間分の家賃が無料になる物件のことですが、なぜそんなお得な物件があるのでしょうか。大家さんや管理会社にとっては、損と思われるフリーレント物件の仕組みやメリット・デメリットについて解説します。

フリーレント物件とは

フリーレント物件はひと言で言うと、その言葉の通り「一定期間の家賃を無料で借りることのできる物件」のことです。物件によって、1ヶ月~3ヶ月間程度の家賃が無料となることがあります。
賃貸の契約時には、敷金礼金のほかに保証料や前家賃などまとまったお金が必要になります。さらに、2年分の火災保険料や引越し代もかかりますので、それらを合わせると家賃の4~5ヶ月分と、かなりの金額になります。フリーレント物件では、その費用の一部である家賃が免除されるのですから、たいへん大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

家賃が無料になるのはなぜなのか?

お得といわれても、そもそもなぜ家賃を無料にしてくれるのか気になりますよね?その理由は「契約しやすくするため」です。同じような条件の物件があった場合、「家賃2ヶ月分無料!」という条件が提示されたら、そちらの物件の方が魅力的と感じるでしょう。
値下げという意味では、家賃自体を下げるという方法もありますが、「同じ条件の部屋にすでに入居している住人から、家賃の減額を求められる可能性があること」、「長期的に見れば、フリーレントの方が収入の総額が高くなる」という理由により、「フリーレント」の形態をとっているのです。

フリーレント物件のメリット

初期費用が抑えられる

当然のことながら、払わなければいけないはずの家賃を一定期間分払わなくていいのですから、費用的なメリットがあることは明白です。特に、賃貸契約の場合、初期費用として一般的に家賃5~6ヶ月分と高額な費用が必要となりますが、フリーレントが付けば、初期費用または翌月以降に用意しなければいけない費用が減るのでできる限り費用を押さえたい人には、特に大きなメリットといえるでしょう。

ご希望の地域からフリーレント付き物件を探す

引越しまでの準備期間がある。2重家賃が発生しない。

お気に入りの物件が決まり、その物件をキープするために、入居前にもかかわらず現在の住まいの家賃と新居の家賃を2重で払うという、いわゆる2重家賃が発生するケースがあります。その場合、新居にフリーレントが付いていれば、物件はキープしながら、現在の住まいの家賃だけを払えばいいので、余計な費用がかからず、さらに契約~引越しまでの期間に余裕があるので、落ち着いて引越し準備ができるというメリットがあります。

フリーレント物件の注意点!違約金が発生するケースも

気になる!家賃発生日と鍵引き渡し日

通常の賃貸契約の流れであれば、家賃発生日=契約開始日となります。つまり、契約開始日が入居日より前の場合は、契約開始日~入居日までの家賃も支払う必要があります。
フリーレント物件であれば、一定期間分の家賃がかからないので、入居を焦らなくていいというメリットがありますがフリーレントが適用になる期間と家賃発生日はしっかり確認しておきましょう。

鍵の引き渡し日は、一般的に契約開始日(=家賃発生日)以降です。
フリーレント物件の場合でも「契約開始日」から鍵の受け取りができます。つまり未入居期間も部屋に自由に入ることができるということです。
ただ、契約書の契約開始日を実際の入居日で設定している場合は、入居日までは鍵の引き渡しも行われませんのでご注意ください。

管理費や共益費はかかる

家賃が無料の期間でも、管理費や共益費は別途発生することに注意が必要です。物件によっては家賃の中に、管理費や共益費が含まれていることもありますが、明細書に家賃とは別に管理費や共益費の記載がある場合は、家賃とは別扱いです。
無料期間分の管理費や共益費の支払いがいつなのか、契約時に確認する必要があります。

途中解約で違約金!?

フリーレントの場合、契約時に契約期間が定められており、その期間の途中で解約する場合にフリーレント分の金額を違約金として請求されるのが一般的です。
通常、契約期間は1~2年など長期となるので、急な引越しの可能性がある方にはフリーレント物件はおすすめできません。

フリーレントを付けてもらう交渉はできる!

フリーレント物件は人気が高く、数が少ないのでなかなか巡り合えないでしょう。ただ、大家さんにとってもメリットがある場合もあるので、お気に入りの物件が見つかったら、思い切って交渉してみましょう。下記のような交渉しやすい時期や方法で、ぜひトライしてみてください。

閑散期を狙う

引越し閑散期といわれる、4~7月、10~12月なら大家さんや管理会社は多少条件を緩めても空室が埋められるのであれば・・という思いがあるので、交渉に応じてくれる可能性も高くなります。

契約の意思があることを先に伝える

内見後など、あと一歩で契約というところで、「フリーレントを付けてくれたら契約します」などと伝えてみましょう。不動産会社の営業マンも契約の可能性があるため、親身に対応してくれるでしょう。

一般的に人気が出そうな物件は避ける

そもそも”最寄り駅が人気の駅”、”駅近”、”2階以上”、”築浅”など、一般的に人気がありそうな物件の場合、条件を下げなくても借りてもらえるので当然のことながら、交渉に応じてもらえる可能性は低いでしょう。まずは、譲れない条件を決めて物件を探した上で、その物件が交渉できそうであれば交渉するのがいいでしょう。

まとめ

ここまで見てきても、フリーレント物件は借主にとっても貸主にとってもメリットのある物件といえます。家探しを検討している方は、ぜひフリーレント物件を探してみては?対象となるフリーレント期間、違約金の発生条件など心配な点を事前に確認しておくことがポイントですよ。

フリーレントと同様に嬉しい!敷金・礼金なし物件を探す

アパマンショップでお部屋を探す

北海道
東北
関東
甲信越・北陸
東海
関西
中国・四国
九州・沖縄

賃貸物件でよく目にするフリーレントって何 ページ上部へ戻る