賃貸契約時にかかる仲介手数料の金額の種類と比較

賃貸の契約を結ぶ際は、さまざまな費用がかかります。
首都圏で賃貸を探す場合は、入居時に6ヶ月分の家賃と同額が必要になるともいわれています。地方となると比較的抑え目となりますが、高額なことに変わりはないでしょう。
その内訳には礼金や敷金、前家賃などの費用が含まれています。
しかし、賃貸を借りる機会はそう多くないのではないでしょうか。中には、どのようなお金か分からずに払っているお金もあると思います。
入居時にかかる費用の一つである「仲介手数料」についてまとめました。

仲介手数料とは

仲介手数料とは、貸主である大家と借主である入居者の仲介をした不動産会社へ支払うお金の事です。
大手の不動産会社は沢山ありますが、経営のための資金の多くはこの「仲介手数料」による利益が元となっています。
不動産会社が仲介によって受け取ることのできる手数料は、家賃の1ヶ月分までと定められています。そのため、多くの物件は仲介手数料が家賃の一月分となっています。
しかし、最近は仲介手数料が半月分の物件や、仲介手数料が無料となっている物件も増えてきました。
家賃の半月分となっている物件では、大家から半月分、入居者から半月分と折半されて不動産会社へ支払われています。

仲介手数料が半月分の訳とは

なぜ、仲介手数料が半月分となっている物件もあるのでしょうか。
それは、入居者が入りやすくするためです。引越しの際は、入居時の費用に加え引越し代等もかかります。
そのため、入居時の家賃を抑えようと考える方も多いです。
そういった方にとっては、半月分から一月分の家賃の差は大きいでしょう。
昔と比べると、今は賃貸物件の数も増えました。そのため、貸主の力が弱くなっているといわれています。
部屋を空けておくよりは、費用を負担してでも入居者をいれた方が大家にとっても都合が良いのです。

仲介手数料の差の比較

仲介手数料の違いは、その不動産会社による部分が大きいです。
しかし、どの不動産会社へ仲介を頼むのかは大家が決めます。
人気のある立地の物件では仲介手数料を負担しなくても入居希望者が訪れるため、両者を使い分ける場合もあるようです。
不動産会社の中には、借主の負担を前提としている会社もあります。
そのため仲介手数料にこだわっていると、選べる賃貸物件の数が比較的狭くなる恐れもあるので注意しましょう。
また、仲介手数料を負担した分の費用を違う形で受け取っている場合もあるので、安い方がいいとは一概にはいえません。
日本には多くの不動産会社があります。その会社が信用できる所か、考えてから賃貸を探してみてはいかがでしょうか。