家を借りるときに利用する保証会社の「入居審査」とは

賃貸の家を借りる際、以前までは連帯保証人を立てることが一般的でした。
きちんと連帯保証人を立てられれば、その家に入居することが可能だったのです。
しかし、最近では、連帯保証人を立てるほかに専門の保証会社を利用する旨の契約が増えているのです。

連帯保証人のほかに何が必要なのか

賃貸の家を借りるとき、ほとんどの場合連帯保証人を立てることが必要です。
連帯保証人は、契約者本人が家賃滞納をした場合などに本人に代わって家賃を支払わなければならない義務があります。
しかし、日本の経済状況が悪化していることにより、契約者本人の家賃滞納がどんどん増えてしまったのです。
契約者本人だけでなく、本来保証するべき立場である連帯保証人も保証人としての責務を果たせなくなっているのです。
家主の方にとっては、収入の源でもある家賃が入らなくなったら大変な死活問題です。
そこで、家主の方に家賃の支払いを立て替える家賃保証会社の利用が必要になるのです。
近年、家賃保証会社を利用出来る物件も増えてきているようです。

家賃保証会社の審査とは

家賃保証会社は、家賃を滞納したときに代わりに家主の方に支払う会社です。
しかし、支払うと言っても契約者本人の家賃の支払い分が免除になるわけではありません。
あとから、立て替えてもらった分を保証会社の返済しなければならないのです。
そして、契約のときに家賃保証会社を利用するときに保証料を支払う必要があります。
契約期間によってもこの料金には違いがありますが、家賃のおよそ50パーセント前後という設定が多いようです。
そのほかにも、利用する際に契約者本人の審査が行われます。
通常、クレジットカードを作れる人であれば、問題なく審査に通ることができるでしょう。
審査では、年収に対しての家賃の割合や過去の家賃滞納履歴なども調べられます。
各保証会社によって、審査の内容が異なることもあるようです。
賃貸の家を借りる際に、利用する保証会社が自動的に決められている場合もあります。

家賃保証会社を利用するメリットは、借りる側にとって連体保証人が不要になることです。
身近な人に保証人を頼みにくいという方でも利用することができます。
また、家主の方にとっても家賃滞納のリスクを減らせることがメリットです。
しかし、家賃を保証するといっても、あくまで立て替えるだけであって自分があとからきちんと返済するものであることを忘れないようにしましょう。