デザイナーズ物件の実態

デザイン優先のため
不便さも

デザイン性を追求しているために、デザイナーズ物件は住みやすさという点では一般の賃貸住宅に劣ることもあるので注意が必要です。立地条件の悪さやメンテナンスの面倒さなど、住まいにこだわることはそれなりのデメリットを甘受せざるを得ないことも。とはいえ、最近はデザイン性と住みやすさを兼ね備えた物件も登場しています。

個性的なデザインに惹かれたけど
実際に住んでみると不便だった

集合住宅にありがちな画一性を排した、個性的なデザインやコンセプトであるため、デザイナーズ物件は万人にとって必ずしも住みやすいとは限りません。前述した家賃が割高なのもその一例ですが、他にも留意すべき点があります。

デザイナーズ物件に多いのが、駅から離れている立地。一般の賃貸住宅だと不利な条件ですが、デザイナーズ物件の場合、立地条件の悪さを斬新なコンセプトやデザインという付加価値でカバーしていると言えます。また、デザイン優先であるため、建材や内装に使用されている素材が特殊だったりすることもあり、こまめなメンテナンスが必要になることも。たとえば、コンクリート打ちっぱなしの外壁は塗装がされていないので、雨や直射日光の影響を受けやすく、経年劣化が一般の賃貸物件よりも早かったりします。デザインばかりにこだわってしまうと、思わぬデメリットがあるので注意が必要です。

最近は住みやすさとデザインを
両立する物件も増えていたりする

前述したように、住みにくさも指摘されるデザイナーズ物件ですが、最近は暮らしやすい物件も増えています。内観は使い勝手を優先したオーソドックスなデザインにとどめ、外観や共有スペースを個性的なデザインにした物件もあります。また、空きビルや古い建物を建築家がリノベーションした形のデザイナーズ物件もあります。古い建物の味を生かしたデザインは、新築のデザイナーズ物件とはまた違った個性や魅力に溢れています。

最近はデザインにこだわるだけでなく、ハイグレードな設備を備えた高級マンションのようなデザイナーズ物件も登場しています。賃貸住宅といえども、住まいにこだわりを持つ人が増えていることもあり、デザイナーズ物件も単にオシャレというだけでなく、多様なライフスタイルに応じて、より選択肢が広がっています。

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