現代は「ストレス社会」と言われているほど、ストレスが多い時代です。学校や仕事、家庭など、どこにいても誰もが、ストレスが起こりうる状況にあります。
そして、環境の変化でもストレスが溜まってしまう場合があります。進学や就職により一人暮らしを始める人も多いのではないでしょうか。
一人暮らしを始めたことにより、ストレスから開放される人もいれば、逆にストレスが溜まってしまう人もいるのです。重度になると「うつ病」になってしまう人もいるでしょう。
今回は、一人暮らしによってうつ病になってしまう原因や予防方法など、日頃から自分でもできることをご紹介します。
まず、うつ病とはどのような病気かお話します。
うつ病とは、日常生活の中の様々なストレスにより、気分が落ち込み、好きだった事もできなくなり、うつ状態が続くことです。
一般的に、うつ病は几帳面で真面目な人になりやすいと言われています。しかし、誰にでも起こりうる病気であることは忘れてはいけません。
そして、一人暮らしによるうつ病は、一人暮らしを始めたことにより、すべて自分が責任を持たなくてはいけないことがストレスとなり、うつ病になってしまう原因として考えられます。
環境が変わって、学校や仕事で疲れても家事をしなくては行けないという気持ちで負担に感じてしまいます。
その他にも、急に一人になったことにより孤独感を感じ、新しい環境にも馴染めない場合、うつ病になる事があります。
一人暮らしによるうつ病は、日頃の生活から変えることが出来ます。
まず、頑張り過ぎないことが大切です。しっかり毎日御飯支度をして、掃除や洗濯も毎日こなす必要はありません。
部屋が散らかっていても、一日くらい御飯を作らない日があってもいいのではないでしょうか。
何でも程々に、何もしないでゆっくりと本を読んでみたり、DVDを借りて見たりして過ごしてもいいでしょう。
そして、孤独感を感じないためにも、環境が変わってから会えなくなった友達にでも連絡してみましょう。
お互いの近況や、悩みを相談し合い、愚痴を聞いてもらうなどしてこまめにメールや電話をすると、一人の寂しさが軽減されるのではないでしょうか。
家族や、友達がうつ病に悩んでいる場合は、接し方に気をつけなければいけません。
まずは相手の話をよく聞いて上げることが大切です。話すことでうつ病の方も気持ちが和らぐでしょう。
そして、うつ病の人へ「頑張れ」というような声をかける事はご法度です。
頑張ってきた結果、うつ病になってしまったのですから、不安を取り除いて希望を与えるような声がけをしましょう。