ココがPoint!
ラーメンをたくさん食べたい人は、大盛りで注文することでしょう。
しかし、細麺を使用している博多ラーメンや長浜ラーメンなどでは大盛りで提供せず、おかわりしたい人には替え玉というシステムで対応しているラーメン店があります。
替え玉という方法は、長浜のラーメン店から始まったとされています。
はっきりとどの地区のどの店で始まったかは定かではありませんが、博多では現在もこの替え玉サービスが行われています。
替え玉が生まれた理由は、博多ラーメンで使用される麺が細麺であり、伸びやすかったことです。
博多ラーメンを注文した人が食べている間に、麺が伸びてしまうことを防ぐために、少量ずつ提供するようになったのです。
替え玉で提供される麺は、硬さも選べるので、注文の際にはバリカタなどの硬さも伝えます。
多くの博多区内にある屋台やラーメン屋では、替え玉サービスを行っています。
関東などの九州以外の地域で博多ラーメンや九州のご当地ラーメンを提供している店舗では、替え玉サービスを行っていないことが多いです。
九州以外の地域に住んでいる方には、あまり馴染みのないシステムでしょう。
博多ラーメンが食べられるお店だからといって、全てのお店で替え玉をしてくれるわけではないことも覚えておくと良いかもしれません。
替え玉の出し方は、お店によって異なります。
湯切りした麺をざるから、直接器に入れる方法や、茹でた麺を器に入れて出す方法などがあります。
器を店員さんに渡して、麺を入れてもらう方法もあり、初めて利用するお店では戸惑うかもしれません。
周囲のお客さんの様子などから判断したり、一緒に食べに行く人に聞いておいたりすると良いでしょう。
また、二杯目以降は、ラーメンのスープが薄くなる場合があります。
お店のテーブルにはラーメンのタレが置いてあるので、それをかけて味を調節すると良いです。
替え玉の良いところは、一杯目と二杯目、三杯目を違った味付けやトッピングで楽しめるところです。
一杯目は、テーブルに置いてある紅ショウガなどは加えずに食べ、二杯目はいろいろなトッピングを加えて食べる事が出来ます。
また、替え玉の料金は安く、替え玉一玉のみ無料とするお店も中にはあります。
博多のラーメンを楽しむには、替え玉のシステムや麺の硬さの呼び方などを事前に知っておくと注文がスムーズになるでしょう。
博多ラーメンは、トッピング出来る具材が豊富であり、麺の硬さも様々で、何度食べても飽きずに楽しめるでしょう。