首都圏の一角をなす茨城県は、太平洋に面した長さ約190キロの海岸線を持ち、内陸部には平野が広がっています。平野部は農地として利用され、首都圏へ野菜を供給する役割を担っています。つくばエクスプレスの開通や、2015年には常磐線が延伸され東京駅まで乗り入れとなる「上野東京ライン」の開通も控え、東京までのアクセスがどんどん向上しており、便利になっています。茨城の賃貸物件は最も多いのが水戸で、続いて古賀、つくば、そのほか土浦、牛久、常総、取手などが続いています。茨城は県内で働く人も多いですが、つくばや守谷、取手周辺から都内へ通勤する人も多く、東京のベッドタウンとしての一面も持っています。今後、上野東京ラインが開通すればますます注目を集める地域になることでしょう。平野部の農業地帯では全国出荷一位のメロン、レンコン、栗をはじめ、米やピーマン、キャベツなどたくさんの種類の野菜が作られています。田園の風景と霞ヶ浦の景観、日本三名園の1つ、偕楽園といった自然あふれる風景とともに、世界最先端の研究も行われているつくば研究都市もあるなど、多様な顔を持つのが茨城です。知る人ぞ知る、あんこうの名産地で、わざわざ現地まで出向く人が絶えないほど人気のあんこう鍋の店もあるほど。都心に通勤していたとしても、オフタイムにはこうしたのどかさや郷土料理を味わえるのも茨城に暮らす楽しみと言えるでしょう。【茨城県】人口:約292万人 県庁所在地:水戸 隣接都道府県:千葉県、埼玉県、栃木県、福島県