福岡市早良区「西新エルモール」Final
全ての営業を終えた西新エルモール。お疲れ様でした。
ありがとう、さようなら
2015年7月31日、西新の顔とも言えるショッピングビル、西新エルモール・プラリバが閉館しました。
前身の西新岩田屋から数えると34年間もこの地で営業してきたのですが、建物の老朽化による建て替えのために閉館することになりました。
最終営業日にはセレモニーなども行なわれ、多くの人たちが写真を撮ったりしてプラリバとの別れを惜しみました。
みなさんそれぞれの思い出を胸に、最後のお買い物を楽しんだようです。
閉館間近には各店舗でセールが大々的に行なわれ、最終日には商品が少なくガランとしていた店舗も。
地下にある西新名物・蜂楽饅頭では、朝から行列を作る人々の姿が見られました。
岩田屋からプラリバに変わってからは12年間でしたが、しっかりと地域の人たちの生活に根付き、愛されていたのがよくわかりますね。
西新岩田屋からプラリバへ
福岡市営地下鉄の開業による集客を見込み、地下鉄西新駅と直結する形で1981年に西新エルモールは誕生しました。
メインのテナントは西新岩田屋。そう、昔は西新にも岩田屋があったんですよ。
2003年に業態を変換して専門店街「プラリバ」として開業するまで、地域の百貨店として多くのお客さんが訪れました。
子供の頃家族に連れられて、買い物を楽しんだ後はレストラン街でご飯を食べて、屋上のペットショップやプレイランドで遊んだ思い出を持つ方も多いと思います。
プラリバになってからはいかにも百貨店!といった雰囲気はなくなってしまったのですが、ユニクロや無印良品、地下にはスーパーのサニーが入るなどとても便利なショッピングモールとして活躍してきました。
百貨店から商業ビルへと姿を変え、営業してきた西新エルモール。
建物の取り壊しがこれから始まるのですが、新しく地上30階建てのビルが建つ予定です。
上層階は居住用のマンション、低層階は商業施設になるとのことなので、3年後にはまた西新駅出てすぐにお買い物を楽しめる新たなスポットが誕生しそうです。
それまで、どんなお店が入るか楽しみに待ちましょう。
執筆者:佐野 亮