ケニアの動物たちと見る絶景サンライズ

アフリカの大地を染める真っ赤な太陽を、ケニアの草原で
草食動物たちはこの燃えるような朝を待っている!
アフリカのサバンナでは、地平線に昇ってくる真っ赤な太陽が印象的です。
ここに生きる草食動物たちは、このサンライズを毎日祈るように待っています。
草食動物にとって暗い夜は、最も危険な時間帯だからです。
ライオンやチーターといった肉食動物は、夜になると活発に狩りを始めるため、彼らに見つからないよう常に緊張していなければなりません。サバンナの草食動物にとってのサンライズは、生きていることに感謝する大切な時間なのです。
ケニアのサンライズスポット“アンボセリ国立公園”
ケニアのアンボセリ国立公園では、燃えるように力強い朝焼けを、サバンナの動物たちと一緒に観ることができます。
アンボセリ国立公園は、タンザニアとの国境近く、世界的に有名なキリマンジェロ山のそばにあります。
太陽が昇ってくると、どこまでも広がる地平線とキリマンジャロ山が朝日に染められ、とってもドラマチック。
このアンボセリの広大なサバンナでは、ゾウやライオン、チーターやキリン、それからインパラにヒヒ、カバ…とさまざまな野生動物が生息しています。その数はなんと400 種以上!
それぞれが本当にさまざまな思いでサンライズを待っていることでしょう。
ケニアの大地で、彼らと一緒にサンライズを待ってみませんか?
太陽に色付けされていくキリマンジャロ山
アンボセリ国立公園でサンライズを観るためには、日の出時間の30分ぐらい前までには出発の準備を済ませておきましょう。
サンセットの時間が近づいてくると、だんだんに空が明るくなってくると、キリマンジャロ山は青色に。
赤く染まった太陽が登ってくるにつれ、キリマンジャロ山は青から紫色にグラデーションしていきます。
そうして太陽がサバンナに姿を見せるときには、紫色からオレンジ色に! 山が染まると草原も太陽の色に染められていきます。
じんわりと色を変えていくキリマンジャロ山の眺めは、圧巻です。
ウォッチングスポットを決めておこう
アンボセリ国立公園は朝6時に開園します。キリマンジャロ山が青く染まっている時間には入場できません。
そのため、じっくりとケニアのサンライズを眺めたい人は、サンライズがよく見えるロッジに泊まった方がいいかもしれません。
このエリアにあるロッジは、キリマンジャロ山を眺められるようにテラスを設けていることが多いですが、よく確認しましょう。
開園時間になったら、車で草原を走ることができます。公園内に展望台がありますので、そこから眺めるのもいいですね。
執筆者:CHIHIRO