どんな人が住んでいるの?シェアハウスの傾向

シェアハウスの成り立ちから傾向まで教えます!
シェアハウスってどんな住居?
最近よく名前を聞くようになった「シェアハウス」。
「浴室やキッチン、ダイニングやリビングが住人間で共有するスペースになっている賃貸物件」の事を指す言葉で、若者を中心に人気が高まっています。
しかし、今の形がきちんと成立したのは2000年を過ぎてからなので、具体的にどんなものを指すのか分からないという方は多いでしょう。
今回は、シェアハウスがどうやって今の形になったのか、今のシェアハウスの傾向はどんな物なのか、という点について紹介します!
シェアハウスの歴史について
賃貸物件を借りる時に必要となる「敷金」や「礼金」、「仲介手数料」や「連帯保証人」といった物は、おおむね日本独自の物です。
もちろんこれらの費用が悪いという訳ではないのですが、連帯保証人を準備するのが難しい外国人の方にとっては難しい問題でした。
そのため、シェアハウスの前身となる「外人ハウス」という賃貸が生まれます。
これは外人向けの賃貸住居で、先述したような費用や保証人が不要な事から日本で生活する外国人が暮らすのに便利な住居として一般的になっていきました。
1990年台までは外人ハウスに日本人が住む事はほとんど無かったのですが、「バックパッカー」と呼ばれる方が増えたことによって少し事情が変わってきます。
バックパッカーとは安い費用で世界各地を旅行するスタイルの旅人を指す言葉です。
バックパッカーは色々な国に旅をする中で、長期間安い費用で滞在する事ができる「ゲストハウス」に触れて帰ってきます。
帰国したバックパッカーの中には、「日本に暮らしている外国人と交流したい」という方も沢山いたため、外人ハウスに暮らす日本人の数も増えてきました。
そのため、どんどん外人ハウスに暮らす日本人の数は増えていき、いつしか「ゲストハウス」と呼ばれるようになりました。
シェアハウスの傾向
さらに時代は流れ、ゲストハウスを運営・管理する事業者が増えたことや、控えめな費用で都市部に暮らしたいと考える人が増えたこと、人とのつながりを求める人が増えたこと…。
色々な要因が合わさって、シェアハウスに暮らしたいと考える方が増えてきました。
今はシェアハウスの多様化が進んでいるため、外国人の方が多く住んでいるシェアハウスもあれば、日本人しか住んでいないシェアハウスもあります。
さらに「女性限定」や「就活生限定」、「ギーク限定」など、様々なコンセプトを打ち出しているシェアハウスも多いようです。
そのため、昔よりも自分の暮らしに合ったシェアハウスを見つけやすくなっているでしょう!
シェアハウスについて詳しく知らなかったという方も、引っ越す時はシェアハウスを検討してみてはいかがでしょうか?
執筆者:koizumi