鮮やかな青に染まる街！モロッコの絶景スポットをご紹介

街を歩いているのにまるで水の中を泳いでるみたい･･･。そんな錯覚を起こしてしまいそうな絶景スポットです。

シャウエンって？

今回ご紹介する絶景スポットは、モロッコの北部にあるシャウエンという街。リフ山脈の奥へ入っていくと、その街は現れます。
シャウエンの旧市街へ初めて足を運んだ人は、その幻想的な風景の素晴らしさに言葉を失うようです。
なぜなら、街全体が鮮やかな青色に染められているから！家も道路も階段もです！
狭く入り組んだ青い路地を歩いていると、“青の迷宮”なんて異名をもっているのも納得です。
山奥にひっそりと小さな青い街があるなんて、夢か現実かと自分を疑ってしまいそうですね。
「幻想的なこの街を1度見てみたい」「その不思議な感覚を味わってみたい」と多くの旅行者が憧れる街なのです。

どうしてこんなに青いの？

その絶景に圧倒されたあと頭に浮かんでくるのは、「シャウエンの街はどうしてこんなに青いの？」という疑問。
諸説あるようですが、旅行者の間で信じられているのは“ユダヤ人が青く染めた”というもの。
それは、こんなお話です。
その昔、スペインで生活していたユダヤ人はユダヤ教徒であるがために迫害され、シャウエンに移り住みました。
自分たちが住む街をつくるとき、ユダヤ教にとって大切なシンボルカラーである青と白を使って、街全体を染めていったのです。
その後、ユダヤ人の多くはイスラエルが建国されるとシャウエンを去ったのですが、現在この街に暮らす人々も家を建てるときには全てを真っ青に染めているそう。
そのほかの説には、“青は伝染病を蔓延させる蚊が寄り付かない色と信じられていたから”というものもあります。

シャウエンまではどうやって行くの？

アフリカ大陸にあるモロッコは、日本から行くのは少し大変。
まずは日本から飛行機を乗り継ぎ、15時間前後でモロッコ最大の都市カサブランカへ到着します。
カサブランカからはモロッコの首都ラバトまでバスで約1時間半、そこからシャウエン行きのバスに乗り換えます。
4時間ほどバスに揺られると、シャウエンの街に到着です。
日本からシャウエンまでは時間がかかりますが、経由地になるカサブランカやラバトにも見どころが多いので十分楽しめるでしょう。モロッコのバスは時間通りに発着しないことも多いので、時間や日程に余裕をもっていたほうが安心です。
日本からもたくさんのツアーが出ています。ツアーに参加すれば、日本人のガイドや英語を話す現地ガイドが付くので安心です。

執筆者：CHIHIRO