福岡市早良区「百道浜」の秘密

昔は海でした
海を埋め立てて出来た新しい街
地下鉄西新駅から北へ徒歩15分ほどの場所にある、百道浜地区。
「シーサイドももち」とも呼ばれる百道浜1丁目から4丁目は、1982年に始まった埋め立て工事により誕生した人口の街なのです。
福岡タワーや博物館、図書館やビジネスビル、高層マンションが立ち並ぶこの街が30年ほど前は海だったなんて、当時を知らないとびっくりしますよね。
博覧会会場から副都心へ
1989年、福岡市制100周年を記念して、アジア太平洋博覧会「よかトピア」がこの場所で開かれました。
会場は閉幕後に新たに開発され、神戸のポートアイランドをお手本に臨海都市として生まれ変わり、現在の姿へとなります。
福岡空港が近い博多・天神地区と異なり建物の高さ制限を受けないので、都心部よりも高い建物も見られます。
世界的デザイナーたちが手がけた建物が立ち並ぶ街区や、樋井川をはさんで隣接する中央区地行浜地区のシーホーク・ヒルトンホテルなども連なるここは、まるで近未来都市のようです。
ランドマーク・福岡タワー
そんなシーサイドももちのシンボルともいえるのが、有名な福岡タワー。
1987年に完成したこのタワーを、福岡のテレビ、ラジオのほとんどの放送局が電波送信所として利用しています。
高さは234メートルで、日本の海浜タワーとしてはもっとも高いものになります。
展望室は高さ123メートルの位置にあり、エレベーターで上ることができます。ここからの景色は圧巻ですよ!福岡の街が全部見渡せちゃいます。
毎年ゴールデンウィークには、階段で登れるイベントもやっているので、脚力に自信のある方はぜひチャレンジしてください!ちなみに577段もあるそうなので、途中で遭難しないように気を付けて・・。
執筆者:佐野 亮