テーマパークみたいな公園☆スペインのグエル公園

カラフルでファンタジックな建築を楽しもう

天才建築家・ガウディ

皆さんは、スペインの観光スポットといえばどこをイメージしますか？
スペインは世界で三番目に世界遺産が多い国なので、アルハンブラ宮殿やコルドバ、トレドなど…。
一度に挙げきれないほど沢山の観光スポットがあります！
しかし、多くの方はアントニ・ガウディが手がけた「サグラダ・ファミリア」をイメージするのではないでしょうか♪
サグラダ・ファミリアは世界遺産にも登録されているカトリックの教会で、着工が始まった1882年から現在までずっと建築が続いています。
2008年の時点で270万人の観光客が訪れており、スペインの代表的な観光スポットとなっています！

しかし、ガウディが設計や建築に取り組んだ建築物はサグラダ・ファミリアだけではありません。
今回は、ガウディの作品のひとつである「グエル公園」について紹介します！

グエル公園とは

スペインの首都、マドリードに次ぐ規模をもつ都市であるバルセロナにグエル公園はあります。
グエル公園は同じ価値観をもつ同士であるエウゼビ・グエイ伯爵とガウディが協力して作り上げた「分譲住宅」です。
当時のバルセロナは急激に工業化が進められており、その時流に逆らうように自然との調和をテーマにした建物を作ろうとしたといわれています。
分譲住宅なのでもちろん住人を募ったのですが、当時はその奇抜なデザインやコンセプトが理解されず3軒しか売れなかったといわれており、伯爵の没後に公園として寄付されました。

そんな変わった経緯をもつグエル公園は、青や黄色、ピンクといった色鮮やかな色のタイルが随所に使われており、奇抜な外見になっています。
しかし、ただエキセントリックなだけではなくて、全体的なフォルムが丸みを帯びていることもありファンタジックな印象を与えてくれるでしょう。
園内にはカラフルなトカゲの噴水やドラゴンのオブジェもあり、周囲を散歩しているだけでも楽しい気分になる事間違いなしです！
ちなみに、ここは世界的に有名な海外ムービーに出てくる舞台のモデルになったともいわれており、色々な方面に影響を与えているようです。

また、グエル公園を訪れた際はぜひ「ゴルゴダの丘」から周囲の景色を眺めてみましょう！
ゴルゴダの丘はグエル公園内でもっとも高い位置にあるため、公園内はもちろんバルセロナの街も一望することができます♪
グエル公園内のファンタジックな建築物と、バルセロナの街並みを一緒に眺めていると、当時グエル伯爵とガウディがどんな所に暮らしていて、どんな物を作りたかったのか伝わってくるのではないでしょうか？
サグラダ・ファミリアに比べるとそれほど知名度の高いスポットではありませんが、スペイン旅行の際は是非立ち寄ってみてください☆

執筆者：koizumi