桃太郎は何故その動物を連れて行ったの?

桃太郎はなんで猿と犬と雉を連れて行ったのか・・・
語り継がれる日本昔話
私たちが小さい頃にわくわくして聞いた昔話。
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
誰もがわかるよう、初めはこの言葉から始まりますよね。
子供のころは、興味を持っていろんなおとぎ話を聞いたものです。
今でもその昔話は覚えていませんか?
その昔話は将来自分の子供へと語り継がれるはずです。
きっと自分の子供も目を輝かせて童話をきいてくれるでしょう。
桃太郎の仲間【猿と犬と雉】
日本五大昔話しってますか?
「花咲爺」「舌切り雀」「かちかち山」「さるかに合戦」そして「桃太郎」
どれも子供の頃に読み聞かせてもらったものです。
なかでも、桃太郎は有名なお話です。
子供のいない老夫婦が川から流れてきた桃を拾ったところから、そのお話は始まります。
やがて成長した桃太郎は、村に悪さをする鬼を退治しにいこうとおばあさんの作ったきびだんごを持ち、鬼ヶ島へと向かいます。
その途中に出会うのが猿と犬、それからきじです。
きびだんごでこの動物たちを仲間にし、鬼を退治するのです。
猿と犬とキジ。
なぜ桃太郎はこの動物を仲間にしたのでしょうか・・・
小さい頃、そのことについて考えたことのある人もいるでしょう。
知恵のある「猿」
人間に最も近いと言えるのが「サル」
哺乳類であり、見た目も私たち人間とよく似ています。
さらに、知能もありとても賢い動物です。
他の頭の良い動物が認識することのできないことを猿は認識できます。
それは、鏡を見て自分が写っていると理解することです。
頭の良い猿だからこそ、桃太郎の仲間に選ばれたのかもしれませんね。
忠義心が強い「犬」
現代でも多くの人に愛されている動物が「犬」
飼い主によく懐き、とても従順です。
そんな忠義心の強い犬は、見返りを求めずに愛するご主人に尽くしてくれます。
また、犬は人の気持ちを理解してくれる優しい動物でもあります。
一度懐いた人のことを忘れない犬は、人間と一緒に共存しやすい動物ともいえるでしょう。
そんな犬が桃太郎の仲間になるのは当たり前といえるかもしれません。
勇気の象徴「雉」
色とりどりで美しい羽を持っていることで知られている鳥といえば「雉」
メスとオスで外見に大きく違いがあり、羽がカラフルなのはオスです。
また、オスは全長80センチほどですが、メスは60センチほどと小柄です。
雉の鳴き声はとても力強く、ケンケーンと鳴きます。
そんな雉は勇気の象徴ともされています。
勇気がなければ鬼ヶ島へと行くことはもちろんできません。
桃太郎の仲間の一員として雉は外せないともいえるでしょう。
知恵の猿、忠義の犬、勇気の雉。
この3つのどれもが鬼を退治しにいくためには、必要不可欠です。
だからこそ桃太郎はこの動物たちを仲間にしたのかもしれませんね?
ところで桃太郎のまちは、岡山県って知ってましたか?
執筆者:Rui