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駒込の威厳の象徴~染井霊園~第2回。

2015年08月10日(月)
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駒込の威厳の象徴~染井霊園~第2回。

駒込の威厳の象徴~染井霊園~第2回。

前回、ご紹介させて頂いた【タイトル:駒込の威厳の象徴~染井霊園~第1回。】に続き、
【タイトル:駒込の威厳の象徴~染井霊園~第2回。】をお届け致します。
こちらに墓標を残す、名立たる著名人として前回、ご紹介させて頂いたのは、彫刻・仏師として名を馳せた重鎮:高村光雲(タカムラ コウウン)さんです。輝かしいばかりの偉大な功績を築き上げたお方です。

そして、今回ご紹介させて頂くのは、孤高のビッグネーム、のちの日本文学界に爪痕とも呼べる、あまりに大きな影響を与えた【二葉亭 四迷】さんです。
言わずと知れたこの方、一度聞いたら忘れない強烈な筆名、あくまで俗説ではございますが、若くして文学の道を志した、のちの二葉亭四迷(本名:長谷川 辰之助)に、実の父親が「くたばってしめえ」と吐き捨てた、そのあまりに辛辣な言葉を自虐的に筆名として名乗った事による。というのはあまりに有名なお話。

その当時(活動期間:1886~1909年)の閉鎖的・閉塞的な日本において、その斬新で奇抜なペンネームが一体どれほど大衆を、その当時の人の度肝を抜いたことか、考えただけで筆者はニヤツキが止まりません。
当の本人においては大衆の大きな反響を受け、笑いが止まらなかったのではないでしょうか。

そしてその後、二葉亭四迷さんはそんな世間をあざ笑うかのごとく、「其面影」「平凡」を出版。そのカリスマ性を余すことなく世に知らしめていく事となりました。

そんな二葉亭四迷さんの墓標が刻まれている石碑がココ、染井霊園にはあるのです!!彼の石碑を前に、私も両手の手のひらを合わせ、いつもより確実に長く、目を閉じ、合掌して参りました。

そしてそんなカリスマ性を引き継ぐ、その半生・生涯が勝るとも劣らない、あの方のお墓のご紹介なくして、【シリーズ:駒込の威厳の象徴~染井霊園~】は幕を閉じる訳には行きません。次回お見逃しなく。

執筆者:平田 智寛

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