福岡市営地下鉄「西新駅」

雨の日も風の日も地下をすいすい走ります
国鉄筑肥線から地下鉄空港線へ
毎日多くの方が通勤・通学に利用している、福岡市営地下鉄空港線の西新駅。
学生さんが多い街として、アルファベットのNの字に鉛筆を万年筆をあしらったシンボルマークでもおなじみですね。
ここ西新駅は1981年7月に開業したのですが、その昔、このあたりに国鉄(現在のJR)の電車が走っていたのをご存知でしょうか。
地下鉄空港線の開業に伴い廃線となった旧筑肥線は現在は筑肥新道などの道路として姿を変え、鉄道が通っていた痕跡を感じさせません。
国鉄西新駅は現在の西新駅からは1.2キロほど離れた、城西3丁目にあったのですが、現在では資材置き場となっています。
普段なにげなくクルマで通っているその場所も、40年ほど前は電車が走っていたと思うと不思議な感じがしますね。
変わりゆく西新・西新駅
地下鉄構内には、改札出てすぐの場所にファミリーマートがあり、多くの乗降客が利用しています。
ここのファミマは、コンビニなのに24時間営業ではありません。地下鉄の営業時間に合わせて、朝6時から夜の24時までの営業となっています。コンビニの扉にかかる「CLOSE」のプレートは、あまり見かけることがないのでレアかも!
また現在は5番出口が「西新エルモール プラリバ」の地下2階と直結しているのですが、残念なことにまもなくプラリバは立替のために閉店となってしまいます。
地域になじんだこのビルがなくなるのはとてもさみしいのですが、2018年になんと地上30階建ての商業施設併設の高層マンションとして生まれ変わる予定です!楽しみですね。
これからも姿を変え、西新駅とその周辺は新たな歴史を作っていきます。
執筆者:佐野 亮