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天然記念物『馬場大門けやき並木』をご紹介します

2015年07月25日(土)
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【欅並木】

府中駅の西側にある『欅(けやき)並木』についてご紹介します。
この並木は『けやき並木北』交差点から『大国魂神社前』交差点までの約600mに渡る、大国魂神社の参道です。
かつては北側に鳥居もあったそうです。

『馬場大門』とはこの間の古称で、けやき並木にあたる通りが「馬場中道」という本道、それに側道の「東馬場」「西馬場」で構成されています。
その昔、徳川家康が並木の両側に馬の市場(馬場)を献納し、けやき並木にけやきを補植したことから馬場のある並木ができたと言われています。
当初は江戸幕府の保護下にあった馬場ですが、後に別の場所で催されることになったため幕府の保護でなくなり、何度か再興も試みられたものの、安政6年以降は馬市が催されることがなくなったそうです。

この『馬場大門けやき並木』は大正13年に日本国の天然記念物に指定されました。
昭和57年には『新東京百景』(都民の日制定30周年を記念して東京都によって100の風景を選定)に選ばれ、平成6年には『新・日本街路樹100景』(読売新聞社が読売新聞創刊120周年の企画として選定)にも選ばれました。

『馬場大門けやき並木の』馬場大門て?と思った方は少なくないと思いますが、こんな歴史があったのです。
今はけやき並木の両側に商業施設があって賑わっていますが、かつては馬の市場で賑わっていたなんて、想像するとワクワクしませんか?

執筆者:矢野 正和

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