駒込とソメイヨシノ

駒込はソメイヨシノ発祥の地
駒込とソメイヨシノ
駒込駅前店の肉食ゴリラ荒木がお届けします!今日は食べ物の話じゃないです。
駒込が桜の『ソメイヨシノ』の発祥の地だって知っていました?
現在の住居表示『豊島区駒込』は、昔は『上駒込村染井』と言われる地域で、江戸時代のから明治時代にかけて、植木屋が軒を連ね園芸の街として栄えていたそうです。
農村地帯でしたが、周辺には大名の屋敷などがあり、地域に住む農民は大名の庭造りを仕事とし、植木や花の生産・管理などを行って生計を立てていたそうです。それが後に植木屋になっていったと考えられているそうです。この植木屋たちが手掛けた庭、現在の六義園や旧古河庭園に繋がっているのですね。
そんな植木屋が最初に売り出したとされる桜の品種が「ソメイヨシノ」。ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンというサクラの品種の交配種ですが、その交配を誰がしたのかはいまだにわかっていないそうです。
その新種に“吉野”と名付けたのは、桜の名所「奈良吉野山」にちなんでのことでしたが、奈良の吉野山の桜は山桜だったので間違いを避けるために、地名の“ 染井”が入り「ソメイヨシノ」と名付けられたそうです。このあたりはいろんな説があるようです。
今では世界中に広まっているさくら『ソメイヨシノ』。駒込はサクラの時期は大賑わいです。
執筆者:荒木 雅宏