冬の芸術！蔵王の樹氷を見に行こう！

雪と寒さによって生まれる美しい蔵王の樹氷

樹氷を見たことがありますか？

皆さんが暮らしている地域では、冬に雪が降りますか？
暖かい地方に住んでいると、なかなか雪を見る機会もないですよね。
そのような方にも、冬の絶景スポットとしてオススメしたいのが樹氷です。
樹氷は冬場にしか見られない大自然の芸術と呼ばれ、山形県の蔵王が最も有名です。
「そもそも樹氷って何？」という方もいるでしょう。
樹氷とは、水蒸気や冷えた水滴が樹木などに吹きつけられてできた氷です。
その独特な形から「えびのしっぽ」や「アイスモンスター」などとも呼ばれます。
樹氷は山形県にある蔵王温泉スキー場や、宮城県側の宮城蔵王すみかわスノーパークなどで見ることができます。
スキー場だと、スキーやスノーボードをする人しか見ることができないと思っていませんか？
そんなことはありません！
スキー客だけでなく、樹氷を見るために蔵王を訪れる方もたくさんいます。
晴れた日には展望台から眺めたり、ロープウェイから見下ろしたりすることも出来ます。
宮城蔵王すみかわスノーパークでは、「ワイルドモンスター号」と呼ばれる雪上車での観賞ツアーが行われています。
暖房付きの雪上車に乗り込み、ガイドの解説やトークを聞きながら樹氷を見ることができます。
また、夜間のライトアップも人気があります。
夜の暗闇に浮かび上がる樹氷は、昼間とは違う表情を見せてくれます。
大自然と光が生み出す幻想的な光景は、一度見たら忘れられないでしょう。

樹氷を見に行くには？

実際に樹氷を見に行きたくなりましたか!?
先ほどご紹介した蔵王の他、青森県の八甲田山などでも樹氷を見ることができます。
樹氷は、多くの条件がそろうことにより出来るといわれています。
気温の低さや樹木の存在、天候や地形などさまざまな要素が必要です。
日本国内で冬場に雪が降る地域は少なくないですが、樹氷を見ることができる地域は限られています。
東京方面からなら山形新幹線に乗り、行くことができます。
主要駅から樹氷を見ることができるスキー場まで、送迎バスが運行されている場合もあるので利用しやすいでしょう。
自家用車で行く方は、高速道路が利用できます。
スキー場には宿泊施設も備わっているので、遠方から訪れる方でも安心です。
樹氷の観賞ツアーには大人から子どもまで、幅広い年代の方々が参加しています。
インターネット上には、多くの樹氷に関する情報が掲載されているので参考になるでしょう。

今年の冬は大自然が織り成す美しい樹氷を、見に行ってみてはいかがでしょうか？

執筆者：Chiho