ノスタルジックな絶景が広がる三重県の「丸山千枚田」

昔懐かしい風景が広がる絶景スポット「丸山千枚田」
昔からある風景
日本人の主食である米は、今でも日本各地で作られています。
しかし、昔に比べるとその数はどんどん減っていて、田んぼの風景もあまり見ることがなくなっています。
春になると田んぼに水が張られ、田植えをする風景がよく見られたものです。
また、秋には黄金色になった稲穂が、風に揺れる風景が広がります。
田んぼで季節の風景が彩られていたといっても過言ではないでしょう。
田んぼが減った現代では、田んぼを見るとどこかノスタルジックな気分にもなる人も多いのではないでしょうか。
今回の絶景スポットは、そんなノスタルジックで幻想的な風景が広がる、丸山千枚田を紹介したいと思います。
三重県の絶景スポット「丸山千枚田」
丸山千枚田は三重県熊野市にある棚田で、その数は約1340枚にもなるそうです。
一番低い標高90メートルから、一番高い場所で標高250メートルにおよぶ斜面に棚田が作られています。
丸山千枚田は、いつからあるのか明らかになっていないようです。
しかし、1601年にはすでに棚田があったようなので、古くからこの地で米が作られていたといえるでしょう。
丸山千枚田は、自然の形を活かして作られているので、複雑な形をしているのが特徴です。
機会などが入ることができないので、一時期作り手が減少してしまったこともあります。
しかし、現在はこの素晴らしい風景を見せるための活動が盛んに行われています。
都市部の住民との交流を持つためにも、オーナー制度が行われていて、今の絶景が保たれています。
丸山千枚田のみどころ
丸山千枚田の見所は、高低差160メートルの斜面に広がる田んぼの壮観な景色です。
春先から夏にかけては、水が日差しに反射して爽やかな景色を見ることができます。
また、苗の青々とした姿を眺めていると、生命の力強さを感じることができるでしょう。
秋になると、豊かに実った稲穂が風に吹かれ、まるで黄金色の波を思わせる景観に出会えます。
夏とは違った表情を見せてくれるので、季節によって異なる絶景を楽しむことができるでしょう。
丸山千枚田は車で回ることもできるようになっています。
田んぼの中をドライブすることはあまりないため、貴重で楽しい時間を過ごすことができるのではないでしょうか。
丸山千枚田は、熊野古道や山の上から棚田一帯を眺めることができます。
目の前に広がる棚田は、昔懐かしく古き良き時代を思い起こさせるでしょう。
日本ならではの絶景を見ることができる、三重県丸山千枚田へ足を運んで、ノスタルジックな時間を過ごしてみませんか?
執筆者:reiko