嵯峨野の竹林が見せる絶景!

まるで昔話の舞台に迷い込んだみたいかも?
日本人に馴染みのある「竹」
竹から生まれたかぐや姫や、舌切雀の舞台など、日本では様々な物語に「竹」が登場します。
正月飾りの門松や七夕の笹飾りなど、日本の文化を語るには外せない植物といえるでしょう(竹と笹は一応違いがあるのですが、ややこしいので竹で統一します)。
皆さんも、竹を見る機会はたくさんあるのではないでしょうか?
そのため、特別な物として見ることは少ないかもしれません。
しかし、一面に広がる竹林は小さな竹では想像する事ができない絶景を見せてくれます!
今回は、竹林が有名な京都・嵯峨野の絶景について紹介します♪
嵯峨野の絶景
京都市右京区に位置する嵯峨野は、平安時代に京が遷都した時から風光明媚な土地として知られてきました。
天皇や大宮人が集まって行楽をしたり、狩猟を楽しんだりした場所であったそうです。
それからも山荘や寺院が沢山建てられ、貴族や文人が集まる土地となりました。
有名な「百人一首」も、ここ嵯峨野にある山荘で撰んだといわれています。
そんな歴史を持つ嵯峨野ですが、ここでは今でも当時の面影を残すエリアが沢山残っています。
京都の中でも指折りの観光地として知られており、沢山の神社仏閣を訪れることができるでしょう。
嵯峨野を訪ねた際に是非訪れてほしいのが、野宮神社周辺に広がる「竹林」です!
ここには周囲を竹林に囲まれた小道があり、青々と茂る竹の中を歩くことができます。
肌が青々と見えるほどに鬱蒼と茂る竹林と、木々のすき間から覗く日差しが見せるコントラストはまさしく絶景です!
うっすらと漂う竹のさわやかな香りと、風に吹かれた笹の葉がさやさやと梢で立てる音は、平安時代からまるで変わっていないのでしょう。
日本にある観光スポットの中でも、古くから愛されてきた絶景といえるではないでしょうか?
周囲には近代的な建造物が見られないため、まるで1000年もの昔にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができるでしょう。
昔から貴族や文人たちに愛されてきた嵯峨野。
ここの美しさは、現代に住む私達の心にも響くものがあるのではないでしょうか?
案外、どんなものを美しいと感じるか?という感性は昔から変わっていないのかもしれません。
竹の葉は初夏に落ちるため、その時期以外ならいつでも青々とした竹林を見ることができます。
夏には周囲の暑さに反した静けさを、冬にはうっすらと雪の積もる中での凛とした姿と、四季によって見せる印象がまるで変わるので、何度も訪れてみるのも良いかもしれませんよ♪
執筆者:koizumi