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あの世はこんな風景かも?絶景・恐山

2015年08月13日(木)
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日本三大霊山のひとつ・恐山の絶景

山岳信仰と恐山

青森県のむつ市に位置する恐山は、古くから霊場として知られてきた地域です。
恐山に関する記録で一番古いものは862年(平安時代初期)の「欧州南部宇曽利山釜臥山菩提寺地蔵大士略縁起」によるもので、
日本から唐に留学していた円仁(慈覚大師)が開山したといわれています。
それから現代に続くまで、恐山では地蔵信仰の地とされてきました。

東北でも有数のパワースポットとして有名な恐山。
皆さんも一度は名前を聞いた事があるのではないでしょうか?
今回は、そんな恐山の絶景スポットについて紹介します!

恐山の風景

恐山には火山性ガスが立ち込めていて、独特の硫黄臭が漂っています。
恐山霊場はそんな環境もあって草花や動物が育たず、一面岩に覆われた荒涼とした大地が広がるスポットです。
少し離れた先を鬱蒼と茂る青い山との対比は、まるであの世にいるような気分にさせてくれるのではないでしょうか?

実際に、むつ市が位置する下北地方では恐山は死者を供養するための場所として知られています。
「人は死ねばお山さ行ぐ(人が死んだ魂は恐山に向かう)」という言い伝えがあるように、昔から現世とあの世の境目と思われてきたのでしょう。
色の少ない大地、多数の積み石、静かに佇むお地蔵様、いやに鮮やかな風車。
どこを見ても、現実味が薄い光景が広がっています。
恐山はただただ綺麗な場所とはいえませんが、「よそでは見られない」という点から間違いなく絶景といえるスポットでしょう。

恐山周辺の環境

恐山の岩場を過ぎると、そこにはまるで印象の違う風景が広がっています。
恐山山中に位置する「宇曽利湖」の湖畔には色鮮やかな浜辺があり、そこは「極楽浜」と呼ばれる場所です。
霊場の光景との対比は、本当にそこが極楽のように感じられるでしょう。
極楽浜の水はとても澄んでおり、火山ガスの成分による影響で少し黄みがかっていて、独特の色味を成しています。

また、むつ市の市街から恐山へ向かう道の途中には水が湧き出る場所があり、そこの水は「恐山の冷水」と呼ばれています。
「1杯飲むと10年、2杯飲むと20年、3杯飲めば死ぬまで若返る」といわれている水なので、興味のある方は飲んでみてはいかがでしょう。
ただし生水なので、口にする時は大事をとって煮沸消毒した方が良いかもしれません。

恐山のすぐ近くには温泉もあるため、恐山観光の後は温泉に浸かって身体を休ませても良いかもしれませんね。
他の場所では見ることのできない風景が広がっている恐山に、皆さんも出かけてみませんか?

執筆者:koizumi

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