宮崎県の特別天然記念物『青島』

青島神社
青島の歴史
こんにちは!
JR久留米店の長濱です!
皆さんは、宮崎県の青島神社には行ったことがありますか?
青島神社は、宮崎県宮崎市にある青島という島のほぼ中心に鎮座する神社で、青島全体を境内地としています。
神社が建てられた年代につては詳しく分かってはいませんが、820年代以前から奉祀されていたと言われています。
島全体が霊域とされており、江戸時代までは一般人が島に入ることは許されていなかったそうです。
その後1737年に、一般人の参拝が許されてからは、縁結・安産・航海・交通安全の神様としてまつられ毎年たくさんの信者や参拝客が訪れるようになりました。
また、プロ野球の読売ジャイアンツのキャンプ地が近く、毎年必勝祈願も行われています。
青島の見どころ
青島神社は島全域が境内地となっている為、普通の神社では見ることができないような見どころがたくさんあります。
まずは1952年に国の特別天然記念物に指定された亜熱帯性植物群落でしょう。
青島は本土に比べて特異な植物が多く、熱帯・亜熱帯植物27種を含む226種の自生栽培植物が生い茂っています。
その代表的な植物ビロウ(ヤシの木に似た木)の数は約5000本もあり、最高樹齢は350年を超えているそうです。
そしてもう一つ。
1934年に国の天然記念物に認定されたのが隆起海床と奇形波蝕痕、通称「鬼の洗濯板」です。
これは2400万年~200万年前までに堆積した岩砂が海上に露出し、波浪の浸蝕によって凸凹に削られたものです。
岩上にはヒビや断層が多く、歴史を感じさせてくれます。
大自然の中にたくさんの見どころがあるので、一日歩き回っても飽きることがありません。
歴史と神秘を秘めた青島に、皆さんも家族や恋人と出かけてみてはいかがでしょうか?
執筆者:長濱