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池田のビリケンさん

2015年08月15日(土)
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池田でビリケンさん発見!

こんなところにビリケンさんが!

池田の駅を出て北側には、アーケードのある商店街がありまして、そこを抜けて落語ミュージアムや呉服座方面に歩いていくと、んんんん。一瞬目を疑う光景が。

「えっ!!なんで?
あれ??ビリケンさん・・・???」


という感じで、おうちとマンションの合間のぽっかりと開けた土地に神々しくビリケンさんが静かに鎮座されています。

初めて遭遇した時は、本当にセンセーショナルでした。

そもそもビリケンさんとは・・・??

ビリケンさんといえば、大阪通天閣が有名ですよね。
ちょっと愛嬌のあるお顔とぽんと足を投げ出して座っているフォルムがなんとも愛らしい。神様なんですよね。

アメリカの女性芸術家 フローレンス・プリッツさんが「夢の中で見た神様」をモデルとして制作された作品が起源だと言われています。(諸説ありますが)

その後、シカゴの企業・ビリケンカンパニーが、ビリケン像等を制作販売し、「幸福の神様」として全世界に知れ渡ったそうです。

大阪にビリケンさんが初登場したのは、なんと明治45年(1912年)。まだ戦前のお話ですが、通天閣とともに開業したルナパークという遊園地の中に建てたホワイトタワーの中に「ビリケン堂」が設けられビリケンさんが展示されていました。


当時ホワイトタワーと通天閣、二つのタワーの間にはロープウェーが設けられていて来場者が空中遊泳できるようになっていたそうですよ。




どうして池田にいるの?

繊維専門商社の田村駒という会社、その創業者の田村駒治郎氏がビリケンさんを会社の福の神とし、代表的な商標として「ビリケン」を使用しています。その田村駒治郎氏はなんと池田市出身の方でした。田村駒氏は郷土愛にあふれた方で、公会堂の建設費を寄付されるなど市に貢献された方でした。そういったご縁から池田市制70周年記念事業の一つとして池田市にビリケンさんを安置することになりました。

本当に「え!こんなところに??」というようなところに安置されていますよ。宝探し的な気分で見つけてみて下さい。

執筆者:白石

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