天空の城★月山富田城

難攻不落の要塞城!
島根県といえば「出雲大社」を連想される方が多く、
その名の通り、古くは「出雲国」として統治されていました。
その「出雲国」を戦国時代に治めていた尼子氏の本拠地として
山陰の首城たる地位にあったのが、この月山富田城です。
天然の地形を利用し、最も難攻不落な城といわれ、
「天空の城」とも呼ばれています。
廃城・・・
そんな要塞城の月山富田城も、謀神・毛利元就との激戦で、
包囲の末に落城する事となります。
支配者の尼子氏滅亡により、毛利氏、堀尾氏と支配が変わり、松江城築城を機会に廃城となりました。
近年の発掘調査により、一部施設は復元されておりますが、基本的には当時を偲ぶ建物は残っておらず、
山中御殿から本丸までの石垣が保存されているだけとなっています。
訪問!
そのような歴史を持つ月山富田城を
訪問してみました!
実際に訪れると規模に驚かされ、
山中御殿の景色は格別でした。
そこから本丸までの軍用道はかなり険しく、
当時の攻城の困難さを痛感する事となりました。
実際に歩いてみると行軍の厳しさを知る反面、
見えてくる景色の素晴らしさも感じることが出来、
しみじみと当時の情景を思い浮かべる良い機会となりました。
昨今姫路城の修繕で城への注目が集まっている最中ではありますが、
城跡で思い耽る経験も良いかもしれません。
お近くにお越しの際は是非お越し下さい!
島根県安来市広瀬町冨田
山陰道安来ICより車で約15分
執筆者:中田 和徳