東大阪こさかJAZZストリートについて

東大阪で開催されるJAZZイベントです
ジャズは19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ南西部の都市を中心に、西洋音楽の技術と理論・アフリカ音楽のリズム感覚と音楽形式の融合により生まれた音楽です。発祥の地はニューオリンズとされています。過去に演奏されたもの・現在も演奏されているものも含め、ディキシーランドジャズ・スイングジャズ・シンフォニックジャズ・モダンジャズ・フリージャズなど多数のスタイルがあります。日本でも大正時代に流行し、大正12年には神戸で宝塚歌劇団オーケストラ出身の井田一郎氏により日本初のプロのジャズバンドが結成されました。太平洋戦争中には禁令や自主規制などがありましたが、戦後派日本に米軍基地がおかれたこともありジャズをはじめとするアメリカ音楽が再び日本でも聴かれるようになりました。
東大阪では、かつて小坂と長瀬に帝国キネマの撮影所があり、多数の映画が撮影されていました。昭和4年には鈴木重吉監督による映画「恋のジャズ」が撮影され、帝キネ・ジャズバンドも活躍していたそうです。
「東大阪こさかJAZZストリート」は古東大阪市の近鉄奈良線界隈の市民・企業・商店が作る音楽イベントで、古くからジャズに縁の深い街である小坂を中心に「音楽文化の発展と賑わいのある小阪の商店街・魅力のある街づくり」を進めているそうです。
このイベントは2009年に始まり毎年少しずつ規模を広げ、第7回となる今年は10月11日(日)に開催されます。大阪商業大学のユニバーシティホール蒼天をメイン会場に、小坂駅前や公民館、店舗など今里から若江岩田まで18の会場で行われます。
東大阪市内の方はもちろん遠方の方も、小坂周辺でジャズを楽しんでみてはいかがでしょうか?
執筆者:谷口 秋代