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若江鏡神社について

2015年10月05日(月)
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1200年近くこの地域に鎮座する神社です

若江鏡神社(わかえのかがみじんじゃ)は近鉄奈良線若江岩田駅から徒歩約15分の場所にあります。
大伊迦槌火明大神・足仲彦天皇命・息長足媛皇后を御祭神とし、「智力」・「健康」・「安産」のご利益があるといわれ遠方から訪れる参拝客も多いそうです。
創建年代は不明ですが「文徳実録」(六国史)の斉衡元年(854年)卯朔丙辰に『授河内之国大雷火明之神従五位下』と記されており、少なくとも1200年近くの歴史がある相当な古社といえます。
本殿と数多くの宝物は大阪夏の陣の際に焼失し、現在の本殿は文政11年(1828年)に再建されたものです。三間社流造で亀腹上に立てられており、当時の社殿建築の特色を示すものとして貴重なものとなっております。昭和49年東大阪文化財保護条例により有形文化財に指定されました。

「若江」の由来と言い伝え

この地域は、その昔大旱魃により一帯の農作物が枯死寸前に至ったとき、神官・国司・氏子が一丸となり大般若経(東大阪市重要文化財)を唱読し祈願したところ14日目に神社裏の淵より清水が湧き出し危機を救ったといわれ、このことから般若経の「若」と水の源の「江」をとり若江郡と呼ばれるようになったそうです。
本殿の前庭にある『雷神の手形石』には、「神功皇后の時代、雷が誤って神前に落ちて神の怒りに触れ天界に帰れなくなり、この地には二度と落ちないと約束の手形を神前の石に残したことで許されて天界に戻った」という言い伝えがあるそうです。

若江鏡神社の秋祭りは10月10日・11日に行われます。3基のだんじりが宮入し、その激しさについては司馬遼太郎が「街道を行く」の中でも紹介しているように熱狂的です。

執筆者:谷口 秋代

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