あなたはどこ？地域別お雑煮レシピ

地域によって味付けが変わるお雑煮

お雑煮の味付け

お雑煮といえば、おせちと並んでお正月に欠かせない食べ物ですよね。
この時期、実家に帰省して慣れ親しんだ味のお雑煮を食べている方も多いはず。
しかし、皆さんはお雑煮が地域によってまるで変わることをご存知でしょうか？
味噌ベースや醤油ベースのものはもちろん、納豆が入っているもの、あんこで甘～く煮付けているものまであるようです…。
離れた地域に住んでいる方に出会ったとき、どんなお雑煮を食べているのかで話しに華を咲かせてみても良いかもしれませんね！
今回は、お雑煮の種類についてまとめてみました～。
ただし同じ県でも地方によってまるで違うこともあるので、あくまで参考までに…。

地域によって違う特徴

お雑煮の具は地域によって非常に様々…。
多種多様なので、ひとまず「味付け」と「お餅の形」に絞って紹介していきます♪

◯醤油ベース・角餅
北海道・青森・山形・宮城・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・富山・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・高知・長崎

東日本ではほとんど醤油で味付けした汁に、角餅を入れるようです。
ただし宮城ではハゼで出汁をとったり、秋田では納豆やしょっつるをプラスしたりと、地域によって違った味わいになっています♪
また、富山や三重は東日本と西日本の中間に近いという事もあってか（？）角餅でつくる家と丸餅でつくる家があるそうです…。

◯醤油ベース・丸餅
石川・岡山・広島・山口・愛媛・福岡・佐賀・熊本・大分・宮崎・鹿児島

中国地方から西では丸餅を醤油ベースの汁で食べるところが多いようです。
しかし具は県によって非常にさまざま、広島では牡蠣を入れたゴージャスなお雑煮を作るそうです！

◯味噌ベース・角餅
三重

非常に数が少なかったのが、味噌ベースの味付けに角餅を入れるという県。
三重県が唯一ですが、それも地域によって変わります。
代々角餅を味噌に入れたお雑煮を食べている方は、レアであることに自信を持てますね！

◯味噌ベース・丸餅
福井・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島

関西地方に多いのが、味噌ベースの汁に丸餅を入れる都道府県。
ここではざっと分けましたが、どの地域も非常に特色が豊かです！
奈良県では味噌味の汁と餅を入れているお椀とは別に、きなこを入れたお皿を用意してきなこを付けつつ食べるそう。
また、大阪では味に飽きがこないように二日目は醤油ベースの汁でお雑煮を食べるようです！

◯その他
岩手・鳥取・島根・香川

その他、珍しい味付けをしていて上記には含まれない地域もあります。
醤油・角餅が強い東日本にある岩手県は、醤油ベースの汁とは別にくるみのタレを用意して食べるそうです。
くるみのタレは甘じょっぱいようですが、どんな味わいなのかが気になりますね！
また、鳥取や島根は小豆で煮込んだぜんざいのようなお雑煮となっています。
島根ではそこに岩のりをプラスして食べることもあるそうなので、甘じょっぱいお雑煮が好きな地域は意外と多いのかもしれません…。
そしてお餅に一手間加えるのが、白味噌ベース・丸餅の香川県。
香川県ではあんこの入ったお餅を白味噌で味付けした汁で食べるそうです！とても凝ってますね！

そして多くの方が疑問に思っているであろう沖縄県。
沖縄は中世まで別の国だったこともあり、お雑煮という文化はありません。
その代わり、鰹だしで豚モツを煮込んだ「中身汁」というものを食べるそうです♪

執筆者：koizumi