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味のある観光列車

2016年07月22日(金)
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JR九州の日本の原風景を走る「いさぶろう・しんぺい」。

ここには日本の原風景が広がっていました。

前回に引き続き、肥薩線のお話です。肥薩線は鹿児島県隼人駅から熊本県八代駅までを結ぶ路線でかなりの区間が山間を走る路線です。この路線の中で唯一所在地が宮崎県にある「真幸駅」では、麓から急登するために、スイッチバック方式が取られています。スイッチバック方式とは傾斜角度が最小になるように坂をつくり、ジグザグに何度も往復しながら坂を登る方式です。

この肥薩線ではスイッチバック方式で登坂するところが2箇所あり、1箇所はここ真幸駅、もう1箇所は全国的にも珍しいループ線(山をぐるりと周回するように登坂する方法)の中にスイッチバックが設けられています。そういう話から想像してもかなり山深い場所にあり、かなりの田舎であることがお分かりいただけると思います。

実際のところ、沿線で見かける一部の民家は藁葺き屋根の名残が色濃く残り、今でこそ鋼板で葺いてありますが躯体はその当時のままという風景を度々目にすることになります。少し足を伸ばすと昔話に登場するような風景が体感できるという事はこの歳になってからですが、贅沢なことであると思うようになりました。普段は忙しく時間に追われていますが、この場所ではゆったりと時間が流れ、自然に任せた生活を営む人々の生活を垣間見ることができます。

さて、この観光列車「いさぶろう・しんぺい」は北は熊本県人吉駅から鹿児島県吉松駅間で運行されている列車でこの贅沢な車窓にふさわしい、大変豪華な内装で約1時間の列車旅を盛り上げてくれます。さすが観光列車だけあり、見どころのある駅では長めの停車時間を取り、客室乗務員の方が見どころの解説を行ってくれたり、写真撮影用の小道具を貸し出してくれるなどきめ細かいサービスを受けることができました。
実はこの列車、上りと下りで列車の名前が変わります。上りが「しんぺい」、下りが「いさぶろう」となります。由来ですが、建設当時の通信大臣「山縣伊三郎」と鉄道院総裁「後藤新平」に因むそうです。

歴史を感じながら車窓の風景を眺めて走る1時間の列車旅は大変濃い内容です。夏休みに是非どうぞ。

執筆者:増田崇幸(アパマンショップ宮崎赤江店)

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