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【函館】の歴史を感じる街並み

2015年07月21日(火)
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石畳と街路樹が異国の雰囲気を醸し出す「八幡坂」

日本風と西洋風が織り成す西部地区

江戸末期から日本を代表する貿易港として繁栄した函館。外国文化との交流が始まった事をきっかけに生み出された函館西部地区らしい街並みをご紹介させていただきます。

函館の観光地と言えば、「函館山」、「金森赤レンガ倉庫」、「五稜郭公園」などたくさんの観光スポットがありますが、国の重要文化財に指定されている建物や函館が貿易港として栄えた頃に建てられた教会や領事館、民間の住宅など今も当時のままその姿を残している建物が観光スポットである「西部地区」にはたくさんあります。
「函館山」のふもとあたりが「西部地区」と呼ばれるエリアとなっており、ドラマや映画の撮影、函館観光のパンフレットなどでも見る「坂」のあるエリアとなっており、「八幡坂」、「二十間坂」、「大三坂」などが有名な坂となっております。中でも「大三坂」は美しい石畳と「函館ハリストス教会」や「函館聖ヨハネ教会」など異国を思わせるようなエキゾチックな雰囲気が評価され、国土交通省の「日本の道100選」にも認定されている坂道となっております。

その坂道の頂上や途中には、「旧函館区公会堂」、「旧イギリス領事館」、「函館中華会館」、「カトリック元町教会」、「函館ハリストス教会」、「函館聖ヨハネ教会」、「東本願寺函館別院」など、日本の神社やお寺、西洋の教会や領事館などが入り混じり、また当時に建てられた「上下和洋折衷住宅」と呼ばれる、1階が日本風、2階が西洋風という建物も多く残っており、函館市内でも港で栄えた「函館西部地区」ならではの道路も建物も街全体が「和洋折衷」というのが、異国を思わせる独特の雰囲気を味わえる素敵な街並みを形成しております。

函館にお越しになった際には、観光名所の函館山や五稜郭公園、新鮮な海産物やラッキーピエロなど函館グルメを楽しんでいただくのはもちろんですが、外国文化を柔軟に受け入れた先人たちが残した街並みをゆっくり歩きながら、当時の雰囲気を楽しむ、というのもいかがでしょうか。

執筆者:上里達也

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