温泉旅行に出かけよう!~中国編~

日本はじまりの地・中国地方の温泉
古い歴史をもつ中国地方
神話の国とよばれる出雲市を擁している中国地方は、日本で最も古い歴史を持つといえる地域です。
日本における温泉の歴史は神話の頃には既にはじまっているので、中国地方には長い歴史がある温泉が沢山あります!
温泉の良さは時間ではかれる物ではありませんが、長い間多くの人に愛されてきた温泉というのは、やはりそれだけの歴史があるのではないでしょうか?
歴史上の人物と深い関わりをもつ温泉もあるため、歴史が好きな方にとっては「たまらない場所」も多いかもしれませんね♪
今回は、そんな中国地方にある温泉について紹介します!
島根県の神湯・玉造温泉
玉造温泉のはじまりは「出雲国風土記」で少彦名(温泉の神としての側面をもつ)によって発見されたといわれており、3000年近い歴史を持つとされています。
そのため「神湯」といわれており、近くには「三種の神器」のひとつを祀っている神社がある事もあって、日本の神話を知るにあたっては外せない場所といえるでしょう。
近くには出雲大社や松江城といった観光スポットもあるので、出雲の観光も楽しみたいという方にもおすすめな温泉です。
高級感を売りにした旅館が多いため少し料金設定は高めですが、その分落ち着いた出雲の雰囲気を堪能する事ができるのでは?
海にも近いため、新鮮な魚介を味わうこともできるでしょう。
源氏ゆかりの地・三朝温泉
鳥取県に位置する三朝温泉(みささおんせん)は、源頼朝の家臣によって1163年に発見されたといわれている温泉です。
出雲国風土記にも関連する記述があるので、中国地方でも特に歴史が古い温泉といえるでしょう。
明治時代には与謝野晶子や野口雨情、島崎藤村など様々な文人が訪れているため、偉人に愛された温泉でもあるのではないでしょうか?
ところで、ここ三朝温泉がもつ最大の特徴は「放射能泉」であるところです。
放射能泉に関しては様々な説がありますが、浸かることによって痛風や高血圧、胆石症などに効果があり、飲むことによって神経痛や関節痛、筋肉痛に効果があるといわれています。
三朝温泉は世界的に見ても規模が大きい放射能泉なので、健康に関心が強い方は訪れてみると良いかもしれませんね!
また、長い間温泉で療養ができるよう、自炊ができる宿や温水床暖房を持った旅館も多く見られます。
少し健康面で不安があるという方は、三朝温泉へと出かけてみてはいかがでしょう?
三朝は温泉を積極的に利用した「温泉医療」のメッカとしても有名なので、身体の調子が快方へと向かうかもしれません♪
執筆者:koizumi