東大阪市花園ラグビー場について

花園ラグビー場のご紹介です
日本初のラグビー専用競技場です。
近鉄奈良線東花園駅から徒歩5分、花園中央公園に隣接する東大阪花園ラグビー場は日本初のラグビー専用競技場として1929年にオープンしました。
ジャパンラグビートップリーグに所属する近畿日本鉄道の「近鉄ライナーズ」のホームグラウンドです。
全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場となっており、高校生ラガーにとっての聖地とされています。
花園ラグビー場は1929年、花園競馬場跡地に会場されました。戦時中は花園練成場としてパイロットの訓練施設として使用され戦争末期には食糧確保のため農場となり、戦後は米軍の所有となりアメリカンフットボールのために使用されていました。
1947年に米軍の許可を得て全国高専ラグビー大会を復活させ、1949年の米軍接収解除後グラウンドの整備が行われ戦前の姿に戻りました。
一時期第2・第3グラウンドをゴルフ場に、第1グラウンドを打ちっぱなしゴルフ場にしていましたが、1963年から全国高等学校ラグビーフットボール大会に使用されるようになり、ラグビー場として定着しました。2015年3月、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの開催地に選ばれました。
2015年4月より、全グラウンドが東大阪市の所有となりました。
東大阪市花園ラグビー場はメイングラウンドである第1グラウンド、サブグラウンドの第2・第3グラウンドの3面で構成されています。
第1グラウンドの建物内には日本国内や世界のラグビーの歴史やラグビーの魅力などを写真パネルなどでわかりやすく説明したラグビー資料館があります。ラグビーボールやユニフォームなどの実物展示もあり、入場は無料です。
また2つの売店(メインスタンド側・バックスタンド側)や200席のレストラン、パウダーコーナーや赤ちゃんのおむつ交換スペース付きの女子トイレ、喫煙スペースなどがあります。メインスタンドの上部には取らす構造で柱数を少なくした大鉄傘という大屋根があり快適に観戦できる設備がそろっています。
執筆者:谷口 秋代