我が家で採れた冬の味覚
ミカンではないです
我が家の庭で採れた冬の味覚です!
ミカンではありませんよ、
ポンカンです。
ポンカンはインド原産で、中国から台湾を経て明治中期に鹿児島に伝来したそうです。
ポンカンのポンはインドの地名プーナ(Poona)から来ていて、漢字では「椪」
カンは柑橘のカンで「椪柑」となります。(凸柑と書くこともあります)
ポンカンのはいくつか品種があり、代表的なものに「太田」「森田」「吉田」「今津」などがあります。
高梢(しょう)系と低梢系の2つにわけられ
高梢系は果実が角ばっていて腰高、大玉、温暖な地域で栽培可能
低梢系は果実が扁平なカタチで小ぶり、味は濃厚で、気温の低い地域でも栽培可能です。
ポンカンは収穫されてもすぐには出荷されず予措(よそう)という作業にかけます。
しばらく貯蔵することで皮の水分を飛ばし、果実に弾力性をもたせ、味をマイルドに整えます。
この作業によって防腐効果も出てきます。
良いポンカンを選ぶには、表面の橙色が濃く、重量感のあるものを選ぶと良いです。
予措によって皮の水分は飛んでいるので皮がしなびているように感じても問題ありません。
暖房の効いたところにおいておくと味がぼやけてしまうので、涼しい所で保管すると良いです。
食べ方としては、ポンカンは身と皮の間が開いているので皮が簡単にむけます。
中の薄皮(じょうのう)は剥かずにそのまま食べるとおいしく栄養も取ることが出来ます。
ミカンと比べるとビタミンCがやや多く含まれていて、またツブツブがはっきりしているので
食感も楽しめます。
冬にはこたつでミカンと言いますがポンカンもなかなかおすすめです。
執筆者:萩原 聖也(アパマンショップ宮崎赤江店)
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