青木繁旧居のご紹介☆

青木繁旧居
青木繁とは・・・
こんにちわ!
皆さん、青木繁という人物をご存知でしょうか?
青木繁は、明治期に活躍した近代日本美術史上、最も著名な洋画家の一人として知られています。
代表作には『海の幸』や『わだつみのいろこの宮』など、後に重要文化財に指定されるような作品があります。
皆さんも美術の教科書などで、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
洋画家として数々の有名な作品を残してきた青木繁。
実は福岡県久留米市で武士の子として生まれました。
幼い頃より芸術の道を志しており、17歳の時に中学校の学業を半ば放棄して単身上京、画塾・不同舎に入り本格的に画家としての道を歩み始めたそうです。
その後、文化人としての才能を開花させ、絵画のほかに短歌の作品も多く残しています。
たくさんの有名作品を残してきた青木繁ですが、世間的な成功には恵まれなかったようです。
肺結核や父親の死など、心身ともに病んでいた青木繁は、28歳の若さで短い生涯を終えました。
久留米市に残る青木繁旧居
そんな青木繁の芸術的な才能を育んだ故郷の家を残そうと、、地元久留米市を中心に多くの市民や企業団体などが賛同し、老朽化した旧居の復元整備を行いました。
その結果、観光名所の一つとなり、久留米市が誇る大切な文化的財産となりました。
建物は明治時代の落ち着いた雰囲気の造りとなっており、内部には青木繁の残した作品の複製や、資料やビデオなどを自由に見て回ることができます。
また、年間を通して様々なイベントも行われており、地域の方々や観光で訪れた方々の憩いの場ともなっています。
皆さんも、今年の夏は日本を代表する画家の芸術に触れてみてはいかがでしょうか?
執筆者:長濱