★七夕★
月遅れの七夕についてご紹介します
月遅れの七夕とは
【一般的には】
全国的にも七夕は7月7日に行われるのが一般的だと思います。
東北3大祭りでもお馴染み仙台の七夕祭りは
月遅れの8月に毎年開催されます。
北海道でも一部の地域を除いて8月7日に開催されるところが多いです。
【七夕物語って】
七夕物語は彦星と織姫が一年に一度天の川を渡って
デートを楽しむ話というのはみなさんご存知かと思います。
物語は以下のような内容です。
働き者の彦星と織姫がおり、織姫の父親（天の神様）の紹介で
二人は出会い恋に落ちます。
ところが二人は遊びほうけてしまい働かなくなりました。
ありがちな話です。今も昔もかわらないのですね。
怒った天の神様は二人を引き離します。
今度は悲しみから二人は働きません。
見るに見かねた天の神様は二人に言います。
今までのように一生懸命働いたら一年に一度あわせると。
そうして二人は今まで以上に働くようになり、
年に一度デートを楽しむようになりました。
雨が降ったら二人はあえないと思っていたら勘違いでした。
鳥たちが橋をつくり、橋を渡って二人はあえるそうです。
めでたしめでたし。
【月遅れと旧暦の違い】
月遅れとは私たちが現在使っているカレンダー、
いわゆる新暦からひと月遅れた日にちを指します。
7月7日だと8月7日になります。
旧暦とは明治以前に使っていた暦のことで現在のように
一年が365日ではないため季節が若干ずれます。
旧暦だとズレが大きいため月遅れで行うところが多いようです。
私は数年前まで仙台の七夕祭りはほかの東北3大祭り＋αに
あわせて開催しているだけで8月に七夕をしているところがあるなんて
夢にも思っていませんでした。
千葉から北海道に移ったときは7月8月と2回七夕を楽しめて
不思議な気持ちになったのを覚えています。
もうすぐ8月7日。
北海道の一部を除き各地では七夕が行われます。
ただ、ハロウィンのような七夕でも知られる函館の七夕は
前述した北海道の一部の地域に該当し、7月7日に行われます。
これから北海道に遊びに来る方は
8月7日の七夕をねらって、もう一度お願い事をするのも
いいかもしれませんね。
執筆者：門間巧
