地域によって異なる住居の性能と使用

場所によって性能や仕様の異なる住居、その違いについてご紹介します。
場所が違えば造りも違う
【住居】
衣食住という言葉があります。
生きていく中で必要不可欠なものですが今回は
”住”に注目していきます。
住、すなわち住居、家です。
一言に家といってもマンション、一戸建て、アパートなどあります。
単に寝て過ごすだけではなく、快適に生活するための家は
気候や地域によって性能や仕様が異なります。
気温の高い沖縄県で冬の寒さを耐え凌げるような
性能の家があったらきっと暑くて大変です。
本州にあるような通気性の高い家では
北海道の冬を越えるのは大変だと思います。
このように、家は気候や地域にあわせてつくられています。
【どんな違いがあるの?】
例えば
日本の北端に位置する北海道では冬の寒さをいかに防ぐか、
つまり暖かさが重要になってきます。
反対に南端の沖縄県は台風が多い地域です。
一般的に住宅は木造、鉄筋コンクリート、鉄骨造の構造となります。
台風がたくさん通過する沖縄県は木造住宅は敬遠されがちです。
また気温もほかの都道府県と比べると高い為、
住宅は強度と通気性が重要視されます。
アパートやマンションでも
本州ではエアコンが設置されているところが多いです。
ところが北海道はエアコンではなくストーブ。
これも前述した冬を暖かく過ごす為の設備といえるでしょう。
東北や北海道などいわゆる雪国と言われている
地域では家から外に出るまでに扉が二重になっている
玄関フードと玄関を設けているところも少なくありません。
疲れた身体を休める場所、一家団欒の場所
誰もが過ごしやすい家に帰りたいものです。
地域、気候によって住宅の性能や仕様が異なるのも
すべては過ごしやすい快適な空間をつくる為なのですね。
皆さんも旅行などで移動した際には
そういった小さな違いを感じてみてください。
執筆者:門間巧