街のお役立ち情報からおもしろネタまで! 店舗発!地域情報

積丹ブルーの海

2015年08月12日(水)
0 0 0 0

札幌市から小樽を通り抜け、さらに海岸線を走り、山間を抜けたところに積丹があります。 積丹半島の海と、岬の先に灯台があるカムイ岬の色は、なんとも表現できないほどの海色。 特異な海色は、積丹ブルーという色名で呼ばれています。

積丹ブルーの海を眺める

札幌市から小樽を目指して車を進めます
積丹はアイヌ語から名が付けられた半島で、夏の村(シャクコタン)が由来のようです。
日本海に向かって突き出た半島で、全長は30キロメートル、海岸線はニセコ積丹小樽海岸国立公園に指定されています。
積丹半島やカムイ岬などの岬を囲むように集落ができており、古くはニシン漁など漁業が盛んでした。
ソーラン節の発祥の地としても知られており、夏場には近隣の飲食店では生うにを食べることができます。

積丹岬から海岸へ

積丹岬の駐車場から、積丹の海を眺めるためには、岩をくりぬいた真っ暗な道を進んでいきますが、目が暗闇に慣れるまでは
足元が見えないので恐る恐る歩くことになります。
真っ暗な先に明かりが見え始め、外に出ると青い海が広がっています。
なんとも口では表現ができない複雑な海の色は、まさに積丹ブルー!

カムイ岬から

積丹岬から、少し山間を走ってカムイ岬を目指します。
積丹には岩盤をくりぬいて道が出来ており、海岸線には大きな岩を抜けるところが多くあります。
カムイ岬の駐車場から岬には舗装された遊歩道がありますが、風が強い日が多いようです。
岬の先までの遊歩道は770メートルありますが、人がすれ違うのがやっとというところもあり、譲り合っていきます。
足元から海が見えるようなところもあり、高所恐怖所の方は無理をせずに岬の付け根付近から眺めるといいでしょう。
夏には、遊歩道の両岸の緑色に断崖下の海の色が映え、なんとも言えぬ風景です。
カムイ岬に向かう遊歩道から眺める海の色も、右側が濃いシャコタンブルーに対して反対側は、霧の中の海ということもあります。
左右に異なる風景の中に、北国の夏の花々が咲き、癒やしを与えてくれます。

カムイ岬の逸話とアクセス

積丹半島には、札幌駅から日帰りのバスツアーもあります。
積丹中心部からは「積丹線」や「高速しゃこたん号」が便利です。
岩内町や神恵内村方面からは「神恵内線」で、どちらも積丹神威岬で下車です。
義経を慕った村の娘が、義経がすでに海を渡ったことを知り、身を投げ神威岩になったという悲恋物語があります。
女の人が乗った船は嫉妬で転覆させられるということから、女人禁制だったといわれていますが、松前藩によって権益を守るために取られていた策で、その後は規制も解かれています。

執筆者:Emiko

コラム検索
キーワードで探す
店舗・エリアで探す
ページトップ?